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数々のヒット作を世に送りこんできた現役映画プロデューサー・酒匂暢彦が、新作旧作を問わず映画及び映画業界の表側裏側を語る映画チャンネルです。
映画をただ鑑賞するだけでなく、監督の制作意図や演出方法、俳優の演技などのクリエイティブ面へ興味関心のある人に対する情報をお届けします。
ナビゲーター：酒匂暢彦＜株式会社CHANCE iN 代表取締役＞
1984年、日本ビクター株式会社(JVC)入社。1997年、株式会社クロックワークスを設立し、同社代表取締役に就任。 同社で数多くの映画を配給し、02年『少林サッカー』では28億円の興収を記録、09年『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版：破』では興収40億円の成績を上げる。2010年、株式会社 チャンス イン を設立。他の主な配給作品は『CUBE』(98)『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)『マッハ!』(04)『スーパーサイズ・ミー』(04)『THE JUON／呪怨』(05)『運命じゃない人』(05)『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版：序』(07)『ヒトラーの贋札』(08)『アフタースクール』(08)『チェイサー』(09)『ファッションが教えてくれること』(09)近年のプロデュース作品は、『窮鼠はチーズの夢をみる』(20)
＜ゲスト：映画宣伝プロデューサー竹内 伸治＞
石油会社を経て、１９８８年４月に株式会社シネマテン入社、同年９月株式会社アスミックに出向、翌８９年６月同社に正式入社。当初はレンタルビデオ用の本編映像制作、宣伝材料制作などを担当。１６ｍｍ文化映画の制作担当、レンタルビデオ営業なども追加され、アスミックの劇場配給進出に伴い、配給宣伝、配給営業、字幕制作、宣伝材料制作、買付などをすべて同時期に担当していたこともある。
１６ｍｍ映画製作窓口としては大澤豊監督作『さようならカバくん』（89）などを担当。宣伝プロデューサーとして、『ツルモク独身寮』（91/今関あきよし）、『ボブ・ロバーツ』（92/ティム・ロビンス）、『キリング・ゾーイ』（94/ロジャー・エイヴァリー）、『ユージュアル・サスペクツ』（95/ブライアン・シンガー）、『ファーゴ』（96/ジョエル・コーエン）、『八日目』（96/ジャコ・ヴァン・ドルマル）、『日蔭のふたり』（96/マイケル・ウィンターボトム）、『スクリーム』（96/ウェス・クレイヴン）、『世界中がアイ・ラヴ・ユー』（96/ウディ・アレン）、『スリング・ブレイド』（96/ビリー・ボブ・ソーントン）などを担当。
９８年４月に株式会社アスミックとエース ピクチャーズ株式会社が合併、アスミック・エース エンタテインメント株式会社となる。映画宣伝グループ グループリーダー、宣伝部長、取締役宣伝部長、執行役員宣伝担当、常務執行役員映画宣伝グループ/映画製作グループ/大阪営業所担当などを歴任、０９年１２月３１日付で同社を退社。最後の役職はエグゼクティブプロデューサー。
アスミック・エースでの宣伝プロデュース作品に『ビッグ・リボウスキ』（98/ジョエル・コーエン）、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』（99）、『雨あがる』（99/小泉堯史）、『ショコラ』（00/ラッセ・ハルストレム）、『ターン』(00/平山秀幸)などがあり、最後の宣伝プロデュース作品は外国映画『めぐりあう時間たち』（02/スティーヴン・ダルドリー）、日本映画『ジョゼと虎と魚たち』（03/犬童一心）。宣伝監修、宣伝統括としては、『阿弥陀堂だより』（02/小泉堯史）、『ホテル ビーナス』（04/タカハタ秀太）、『間宮兄弟』（06/森田芳光）、『アーサーとミニモイの不思議な国』（07/リュック・ベッソン）、『ソウ』シリーズ（04-11）などを担当。０４年からはドリームワークス作品配給に従事、０５年から日本公開が始まり、『シャーク・テイル』（04/ビボ・バージェロン、ヴィッキー・ジェンスン、ロブ・レターマン）、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』（05/ブラッド・シルヴァーストーン）、『マダガスカル』（05/エリック・ダーネル、トム・マクグラス）、『ミュンヘン』（06/スティーヴン・スピルバーグ）、『森のリトル・ギャング』（06/ティム・ジョンスン、ケアリィ・カークパトリック）などの統括を手掛ける。０８年にはプロデューサーとして、森田芳光監督作品『わたし出すわ』を初めて担当、翌０９年に完成し公開した。
アスミック・エース退社後の１０年、１１年はフリーで、アスミック・エース配給『ソウ ザ・ファイナル３Ｄ』（11/ケヴィン・グルタート）、セテラ・インターナショナル配給『あしたのパスタはアルデンテ』（11/フェルザン・オズペテク）の宣伝監修を担当。
１１年１０月１日付で、株式会社スターサンズ執行役員映画事業担当に就任。ヴェルナー・ヘルツォーク監督作『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』（10）、パオロ・ソレンティーノ監督作『きっと ここが帰る場所』（11）、ヤン・ヨンヒ監督作『かぞくのくに』（12）の宣伝プロデュースを担当し、翌１２年同社を退社。１３年１月劇場公開した、パオロ＆・ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟監督作『塀の中のジュリアス・シーザー』をフリーランスの宣伝プロデューサーとして担当した。
また、０４年にはペンネームで夕刊フジの映画コラム「スクリーンの裏側から愛をこめて」を４月から９月までの半年間に亘って連載、映画コメンテーターとしてBSフジ「映画大王」（00-01）、TX「ミューズの晩餐」（10-11）などに出演している。
#冬ドラマ #レビュー #女神の教室 #リバーサルオーケストラ #どうする家康 #警視庁アウトサイダー #ブラッシュアップライフ #大奥 #getready #忍者に恋は難しい #今夜すきやきだよ
21 comments
「警視庁アウトサイダー」
仮面ライダーBlack Sunを演った西島秀俊のテレ朝アクションドラマって事で、往年の「ハングマン」みたいなヤツかなとちょい期待して見てみたら・・・何ともインサイダーが描いたアウトサイダーって感じでしてね😅。結局直訳したら「はぐれ刑事純情派」って事ですかね？「ハングマン」ってより。待ち受け画面に使ってたけど。ま、色々風呂敷広げてしまってるけど今後いい方向に狭めていく可能性もあるかな？とは思いましたが。
忍者は個人的には思ったよりも忍者忍者してなくて
割と見やすかったです
忍者と言う名のＳＰみたいな感じがして
しかし2話で離脱しそうですけど笑
Ｔさんにも一応１話だけでも見てみて欲しいですね^ ^
『ブラッシュアップライフ』 アラフィフ♂の私も今の脳で人生やり直したいです。生前の妹の会話が不倫阻止の伏線だったのが面白い。今回は国武万里の『ポケベルが鳴らなくて』でしたが当時の曲が毎回テーマとなりエンディング曲となりそう。
『大奥』 吉宗登場がまんま松平健の『暴れん坊将軍』風なのは笑った。男装の主役はナヨっとしてたら興醒めなのだが、冨永愛さんの吉宗は凛々しく良かったです。御鈴廊下のセットは豪華で圧巻でした。
『どうする家康』 弱々しいマツジュン元康はお約束で成長していく姿がこれから描かれると思います。石川数正を演じた松重豊さんがラストの紀行のナレーションでしたが、まんまBSの『英雄たちの選択』でしたw。
『どうする家康』私はちょっと最後まで見る事出来なかったんですが、お二人さんは、もしや、嵐の方々は苦手ですか？
色々忖度してはっきり言えなさそうですが💦
罠の戦争
まだ始まっていませんが、考察好きの僕は この一本にします。
草彅剛さん演じる主人公の復讐譚のようですが、ただいま韓国Netflixドラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」も視聴中で大変面白くて だから日本版復讐譚の質に注目したいです。
最後に もしひとつのドラマを切り離して語られるのであれば そのドラマも視聴したいですね。
警視庁アウトサイダー
架川刑事のキャラクター、原作ではあんなにふざけていません……。
演出で色々やらせているような気がしています。ふざけている感じが強くてとても残念に感じています。
「リバーサルオーケストラ」について クラシック好きの私は予告を見て必視聴と思っていたのに見逃していました。シネマサロンを視聴して気付き、慌ててティーバーで見逃し配信を見ました。
門脇麦さんが可愛い。奈緒さん、木村文乃さんと同じく薄幸な役が多い気がするので幸せな役を演じているのを見たいのです。田中圭さんは好きな役者ではないですが、このドラマでは十分頑張って演じていると評価しています。岡部さん、津田さんはＮＨＫの私のブツ…後の共演で大変興味深いです。生瀬さんの熱演はこのドラマの設定の荒唐無稽さをよく中和していますし、妹役の恒松さんと門脇さんとの迫真?の口論もよかったです。ＢＧＭを含め選曲された楽曲いずれも気分を盛り上げ、気持ちが良いです。のだめ以上の出来栄えです。なお、ネット記事では門脇さんは昨年８月からバイオリンの練習にも取り組み…などとあり、素人目にもある程度それらしく思われます。蜜蜂と遠雷の松岡さん（ピアニスト）ほどではないように思われますが…
これから毎週楽しみです。
★月「女神の教室」今年弁護士デビューした妹が居て色々と話を聞いていたので、楽しみにしていたドラマでした。
だからこそ、あまりリアリティは感じないかったです。社会人（全く違う業種）で働きながら、一発で合格している妹の姿を見ているので。。。
あと北川景子さんは眼福ですが、周りの役者さん達が演技が上手いので、北川さんの演技が少し気になってしまいました。
★水「来世ではちゃんとします３」１から楽しく見ています。これは見る！
「リバーサルオーケストラ」少しのだめっぽい感じですね。田中圭さんがやや苦手なので、離脱しちゃいそうです。
★木「警視庁アウトサイダー」私は楽しんで見れてます。好き嫌いが分かれるのでしょうね。西嶋さんは何を演じてもカッコいい！
「忍者に〜」私も数十分で離脱しました。甲賀市出身なのですが、見てられない。。。涙
★金「今夜すきやきだよ」ほっこり日常系好きとしては、大好きな雰囲気のドラマです。うちも兄妹が多かったので、すき焼きは肉鍋みたいでした。
トリンドルさんの話し方や声が癒されるんですよねぇ。。可愛いし、お料理も美味しそうだし。
あいこちゃんやしんた君とのやり取りが微笑ましくも、ふと考えさせられることもあり。。
「100万回言えばよかった」松山ケンイチさんが良い！重いと疲れちゃうけれど、松山さん演じる魚住さんが上手く中和してくれていて。。今後どうなるか楽しみです。
★日「ブラッシュアップライフ」バカリズムさんのコントも脚本も好きなので、とても楽しく見れました。これも今後すごく楽しみなドラマです。
ドラマにすると映画より長くできるので、深みが出るのですね！なるほどです。
『コンペティション』のリチャード・ドレイファスとエイミー・アーヴィングは元々ピアノスキルが有ってキャスティングされました。凄まじいスピードで演奏する二人の指のアップからそのままカメラが全体を捉えています。対して『リバーサルオーケストラ』のキャストは半年前から猛レッスンしたそうです。メインキャストは全員楽器未経験とか。仕事とは言え役者って凄いなと思いました。
さっき書いた映画『コンペティション』の演奏シーンです。映画自体も傑作です。(1981年 キネマ旬報14位)
https://youtu.be/VXxl6Q8Jp2Q
聞きかじりですが、小さい頃人質になっていた家康には全く剣術とか運動はさせなかったそうで、食べ物もほとんど与えていなくて、九州の大名の島津がこっそりと味噌を渡して、時々これをなめて犬のように四つ足で歩く練習をするようにとアドバイスをしたと言う逸話を聞いております
『リバーサルオーケストラ』は韓流ドラマの『ベートーベンウィルス』のインスパイア作品だとTwitterで話題になっています。と言うか、はっきり言ってパクリ？だって、ストーリーも主人公たちの設定も殆ど一致していて、ここまで来ると偶然とは言えないレベルです。かなり昔のドラマだからバレ無いと思ったんでしょうか？しかも、『のだめカンタービレ』と『蜜蜂と遠雷』と『異動辞令は音楽隊!』にもテイストがかなり似ているし。門脇麦のキャラは『蜜蜂と遠雷』のヒロインとそっくりだと感じました。
昨日始まった『大病院占拠』も『ダイハード』まんまだし。あの有名な作品をここまでコピーするとは！
『100万回言えばよかった』は『ゴースト』だし。
オマージュ、インスパイア、パクりについて質問したばかりですが、やっぱり全く新しいオリジナル作品を生み出すクリエイターって本当に凄いと思います。
因みに『大病院占拠』『リバーサルオーケストラ』『100万回言えばよかった』、全て視聴しましたが、そこそこ面白かったので、なんだかんだと今後も視聴するとは思います。
北川景子さんはドラマ版セーラームーンのマーズ役でしたね。
忍者夫婦の｢そんな 偶然あるか？｣は大抵伏線です。トイレの苦情は、旦那に何度も説明してるのにスルーされてるし、旦那も男の沽券に関わると思って無視してる状況です。
家康の人形遊びは、当時14歳ですので許してあげて下さい。
大奥は家光の時代に病気が流行して逆転大奥が誕生したんです。過去のドラマや映画ではやらなかった、大政奉還での大奥の歴史隠蔽までやるそうなので楽しみです。
『リバーサル・オーケストラ』
クラシック音楽好きで、昔、フルートやピアノも習っていたので、楽しみにしていました。
フルート奏者役の坂東さんの指使いは、きっちり曲にあっていたので、ちゃんとこのために練習しているのだな、ということはうかがえました。調べたところ、配役に名前のない児玉交響楽団のメンバーは、特別協力にクレジットされている（プロのオーケストラの）神奈川フィルの団員さんが、エキストラ出演されているようです。
主演の門脇麦さんは、オーケストラの練習に参加しているうちに、どんどんと笑顔になっていく顔の変化が、うまかったです。
脚本の清水友佳子さんは、音大出身とあって「クラシック業界あるある」をうまく脚本にとりいれていますね。常葉朝陽が審査員をしているコンクールで、ヴァイオリンの子供のあまりの下手さに「コンクールは一定水準を超えたものがでる場であり、発表会でない」と絶叫するくだりは現実にもありそうで、笑いました。逆に上手な子供がでてくると、その指導者は誰かと探る話（上手な子供の指導者なら、演奏もうまいだろう。その子供の兄弟子・姉弟子に上手な奏者がいるかもしれないので、上手なヴァイオリン奏者を探している指揮者にとっては重要問題）にはリアル感があります。
クラシック音楽の選曲の適切さ、編曲のうまさ（さすが清塚信也！）も、なかなかよかったです。
というわけで、『のだめカンタビーレ』以来、久々の本格的クラシック音楽ドラマになりそうな予感で、楽しみにしています。
『どうする家康』
家康が、人形遊びを好んだことは史料にあるそうで、最近の歴史研究をとりいれたものだそうです。子役を使わず、松本潤さんが演じたので、違和感をもたれるのは、わかりますが。
『女神の教室』
最初は、どんなものか、と思ってみていましたが、模擬裁判のくだりから、一気に引き付けられました。本筋はありがちなストーリーになりそうですが、とりあげられる法律問題のユニークさが続けば、主役・北川さんの相変わらずの美人力で、このまま視聴をつづけそうです。
『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の憂鬱』
橋爪功さんと高橋一生さんの親子の会話がよいですね。酷評されることの多い本田翼さんですが、今作では、謎の美女をうまく演じているように感じました。ロケ地の山梨県の風景が美しく、風景を含めて、今後、楽しめそうです。
『ブラッシュアップライフ』
幼馴染女子３名の会話はリアルなのだろうとは思いますが、５０代のおっさんである私には、響かず。転生してやりなおしても、やっぱりうまくいきそうにない、というところも想像がつきますし･･･。
私が好きな夏帆さんがもし主役だったなら、次も視よう、という気になりますが、安藤サクラさんが主役なので、視聴を続けるかどうかは、微妙。俳優さんの好みは、人によりさまざま、ということで。
「警視庁アウトサイダー」の演出の木村ひさしさんは堤幸彦さんの弟子だからね！堤監督以上に堤演出する方だからね。
今回の師匠の「Get Ready!」は、堤演出（カメラワーク、カット割）が控えめな感じで物足りない。弟子と同じ様な作品にならない様に控えてる感じがする。日曜劇場だしって事もあるかも知れませんが・・・
脚本に関してTBSは堤ワールドだから許してね！って感じで「堤幸彦」に全責任を押し付けてる感じ。
アウトサイダー
・渋い西島秀俊を期待してましたが…木村ひさしの中途半端な堤幸彦感がキツかったです。
ゲットレディ
・鹿賀丈史医院長が患者に厳し過ぎじゃない？と。
主要キャストの闇医者集団だけで活動してるのかと思いきや、謎の黒子が救急搬送してたのはザンネンでした。
ブラッシュアップライフ
・中盤までの幼馴染3人喋りが、自然過ぎてびっくりしました！
今期大注目ドラマです。
大奥
・初回が面白くて、吉宗編が続くのかと思ってたら次週から新編になるのは残念です。
｢警視庁アウトサイダー｣
｢Get Ready｣
1話最後まで見れずに止めました。
｢100万回｣｢6秒間の奇跡｣｢ブラッシュアップライフ｣
今季は、生まれ変わり、憑依、ゴーストものが多いですね。この手のもの、何度作られても面白いとは思うけど、食傷気味で見る人の目は厳しいかも。
私はどれも悪くないと思いますが、特に6秒間の奇跡に期待します。橋部敦子脚本&高橋一生主演の｢僕らは奇跡でできている｣が大好きなドラマなので。
｢リバーサルオーケストラ｣
門脇麦さんが期待以上にはまってます。しかしそのぶん、田中圭さんのそうじゃない感が、、
書きたくないけど、この分野はどうしても｢のだめ｣と比べてしまいますからハードル高いです。のだめにも出ていた向井理さんがマエストロだったら良かったのにと思ってしまいます。
｢女神の教室｣
北川景子さんに対しては演技が下手という批判が必ずありますが、全ての俳優に演技力ばかり求める人、棒呼ばわりしてマウントとった気になってる人ってどうなんでしょうね？
北川さんは吉永小百合さんの清純、清楚な美人路線を継承できる数少ない女優さんだと思います。
『三千円の使いかた』は今クールベストのような気がしますので、ご覧になられた方がいいかと思います。
こんにちは。冬ドラマもほとんどのドラマを追える余裕は無いのですが、動画内で触れている作品の意見
や感想は出来る限り共有したいと思います。
『今夜すきやきだよ』
『今週のTVドラマ』では第1話終盤のすきやきで話題が盛り上がっていましたが、原作は谷口菜津子さんの同名漫画が元になっていて、割りと原作に沿っている内容にはなっているかもしれませんが、1話のすきやきとか、2話に出てくるとり天とか、ああいう料理を中心にした話じゃなくて、セクシャルやジェンダー、或いは、女性の現代の価値観を巡る女性同士の友情物語なので、太田あいこと浅野ともこの同居生活によるささやかな日常やともこが作る劇中料理で深夜に気軽に楽しめる反面、テーマ的には非常に興味深くて、考えさせられる話なんじゃないかな…と思いましたね。個人的には今後、2話ではあいこと恋愛関係になる杉浦ゆき(鈴木仁)もそうなんですが、動画内では触れられていませんが、ともこの友人でフリーライターの村山しんた(三河悠冴)がちょっとコメディリリーフ的な存在ではあるのですが、どのように話に絡んでくるか、楽しみだと思いました。
余談ですが、『今夜すきやきだよ』と『花嫁エスケープ 完結編』の間はCMまたぎが無く、そのまま事前知識もなく、前作を観ないで『花嫁エスケープ 完結編』を観るのは自分も同様のことがあるのはしょうがないと思いますが、出来れば、木曜日の次回の「今週のTVドラマ」の収録は前作の知識を入れてほしいなと思いました。
『ブラッシュアップライフ』
バカリズムさんが脚本を手掛けられている作品は酒匂さんと竹内さんがスルーされていた『ノンレムの窓』や竹野内豊主演の『素敵な選TAXI』ぐらいで、彼の作家性から出ている嫌味はどういうものなのか、まだ読み取れてはいないのですが、巧みな脚本で予測がつかない展開と見事な伏線回収で視聴者を驚かせてくれれば、間違いなく今期No.1ドラマになる予感はしますね。過去のキャリアが生かされているのか、過去作のセルフオマージュ的要素なのか、麻美の当初の来世がグアテマラ南部のオオアリクイになっているのは、『世にも奇妙な物語 2012' 秋の特別編』で放送されていた『来世不動産』という作品を彷彿させました。あの話自体、主人公がセミに生まれ変わる展開であるとか、生前の行いが来世で何に生まれ変わるのか、自分の今後を左右しているところとか、ちょっとだけ類似しているなと思わされます。『架空OL日記』（TV･映画）は観ていないのですが、麻美(安藤サクラ)、夏希(夏帆)、美穂(木南晴夏)、小中学校の同級生同士3人組の会話が自然過ぎて、特に序盤のファミレスの会話シーンは中学生時代の思い出を語り合うくだりは生徒会長の宇野真里の話で「宇野真里タイムループ説」が出てきたので、3･4話ではそれが本当に事実で、伏線回収されることが予測されますが、麻美が「超ダメになってる同級生とかいないかな？」と自分たちより近況が良くない小中学校の同級生はいないかと話題を替えるあたりで「超ダメになってる同級生は俺じゃないのか？」と凄く耳が痛くなりました。
この枠は『霊媒探偵・城塚翡翠』のシリーズとは違い、全10話であることが予想できますが、2話から展開が早くなって、3話は麻美がとうとう1周目で亡くなった年齢の33歳を迎えるので、今後、どうなってしまうんだろう…と色んな意味でハラハラドキドキしました。
『舞いあがれ!』
第14週あたりから航空学校編の次はリーマンショック編、IWAKURA編と言っていいのか、朝に相応しいような優しいドラマなのに、過酷な展開が用意されていて、舞の半生が今後どうなるか、色んな意味で先が読めないですね。
酒匂さんは恐らく第15週の67話~69話を観られているとは思いますが、67話では悠人（横山裕）が抱えている背景がより深みを持っていて、凄く味わい深かったのですが、酒匂さんが指摘されてる通り、悠人が「おまえなぁ、あんなちっちゃい工場のためにパイロットやめるとかアホなんか？」と正論を言っていたのに対し、舞（福原遥）が「（中略）ケンカしたまま、二度と会われへんようになったのとおんなじやで。」という発言は悠人があの日、父の浩太（高橋克典）に会った最後の日に後悔の念があるからこそ、非常に切ないなと思いましたね。次週の第16週では、悠人が「工場取り壊して、マンションにせぇへんか？」とめぐみ（永作博美）に提言するところが使われていましたが、工場を継ぐ母親を思ってのことなのか、浩太と最後に会った日を思い出したくないから非情にも工場の取り壊しを提案しているのか、どういう意図で言ったのか、気になりましたね。個人的には第15週の第69話のラストで酒匂さんが挙げられていた通り、転造・切削部門、圧造部門を任されているとされる従業員の笠松(古舘寛治)さんたちが清掃や機械の手入れの作業をしている様子が描かれているのですが、あの事務員の山田(大浦千佳)
は舞とは仕事仲間だから渋々接してあげてはいるようですが、いつ成長や変化のようなものが見受けられるのか、16週、17週に期待したいです。
最後にですが、「木曜ドラマ」はゴールデン帯の『警視庁アウトサイダー』と『忍者に結婚は難しい』がまさかの脱落確実で、木10は『Silent』の次の番組があんまり出来が良いとは言い難い作品なのは大変残念ですね。『警視庁アウトサイダー』は脚本家の高橋泉さんが触れられていて、今後観たいと思っている日本映画で脚本を担当されているのですが、映画業界で活躍されている脚本家の名前が記されているのに、つまらないのは複雑な気持ちになります。
あと、リクエストなんですが、『ヒヤマケンタロウの妊娠』は酒匂さんと竹内さんの食指が伸びず、新作映画のレビューや雑談コーナーのためにも、観なくても大丈夫なんですが、読売テレビ製作の木曜0時放送の『しょうもない僕らの恋愛論』は取り上げてもらえないでしょうか。これまで『街の上で』『あの頃。』『うみべの女の子』『犬も食わねどチャーリーは笑う』と中田青渚さんの出演作をほとんど取り上げていて、オーディションで見事勝ち取った彼女の出世作に成り得る作品だからというのもあるのですが、この枠のドラマでは珍しく、TVer限定のエピソードが配信されていて、Huluでしか観られないエピソードが配信される恐れはあるかもしれませんが、『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』『Sister』などを放送してきたこの枠のドラマの中では結構力を入れている作品なので、先週もこのドラマのコメントをしましたが、感想を語って貰えると助かります。
あと、竹内さんも驚かれていましたが、『大奥(2023)』はNHKの「ドラマ10」枠で放送されていて、この枠では以前意見や感想を語っていた『正直不動産』や『プリズム』『拾われた男』が放送されていた時間帯なので、Youtubeのタイムスタンプからして、「火曜ドラマ」の枠で紹介すべきだと思いました。
冬ドラマは「警視庁アウトサイダー」だけ見ました。思っていた以上にコメディー寄りだったので今後どうしようかと悩みましたが、一応見続けてみます（笑）
たぶんご覧になっていないと思いますが、Disney＋の「ガンニバル」はオススメです。
■監督：片山慎三、川井隼人
■脚本：大江崇允
■プロデューサー：山本晃久、岩倉達哉
■出演：柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、六角精児、酒向芳、矢柴俊博、河井⻘葉、赤堀雅秋、二階堂智、小木茂光、利重剛、中村梅雀、倍賞美津子
山間の小さな村での狂気をディズニーがドラマで作るというのも驚きで、監督の片山慎三さんがどう描いていくのかがこの先楽しみなんですが、先週4話が配信されて、ようやく高杉真宙が登場しました。が、あのさわやかな顔がとんでもない姿になって出てきました。
ディズニーどこまでやるのか、見続けたいドラマです。