俳優の高橋文哉が10日、都内で行われたアニメ映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』(6月16日全国劇場で公開、Netflixで全世界配信)の公開アフレコイベントに参加した。
高橋は、声優初挑戦で映画オリジナルキャラクター・ジェスター役を担当する。ジェスターは、先代魔法帝のコンラートと行動を共にする謎の魔導士という役どころとなる。役作りは「スゴく難しかった」と明かし、「声優というお仕事を初めてやらせていただく。どのように向き合っていいかわからなかった。いつもやっている映像のお芝居と同じアプローチの仕方でジェスターの心情だったり、信念だったり、バックボーンや過去を事細かにプロデューサーさん、スタッフさんにお聞きして、自分の中にジェスターの感情を落とし込んで作り上げた」とする。そして「あとは喉を整えようと思いました」と付け加えて笑わせていた。
演じて難しかったポイントを問われると「台本を見た時にファーストインプレッションは『コイツは周りとは違う』みたいな。僕自身が受けた印象を、どのように皆様にお届けするか。その第一印象で進んで行きながら、ジェスターの魅力にどうやったら気づいてもらえるか、というのは話し合いをさせていただきながらジェスターに向き合いました」とする。
演じるに当たって、喉も酷使したそう。「結構、叫んでいることが多い。アスタ先生には敵わないんですけど(笑)。それぐらい力強く自分の感情を表現する。『お腹から声を出したら喉はつぶれない』って言うじゃないですか。僕の中でお芝居の延長だったので、そういうテクニカルなことは意識できていなくて…。役のことで精いっぱいで。喉からありのままの声を出して、帰りに枯れたのを感じました」と声の限りを尽くして演じたことを語っていた。
イベントでは、3シーンのアフレコを行うことに。もちろん初の公開アフレコで高橋は「バックバクしてます。全力は尽くすんですけど、お手柔らかに…」と緊張。見事に3シーン録り切り、枯れ気味の声で「3シーン録っただけでもジェスターってこうなるんです」と苦笑い。それでも「久しぶりにやって「気持ちいいです!」と会心の笑顔だった。
アフレコながら、豊かな表情や仕草も付けて演技。「本編収録の時は意識はしてなかったんです。『こういう形の方が言いやすいな』とかを考えていました」という。ただ「きょうは公開アフレコ。役者だから出せる振る舞いを。ここにジェスターが本当に存在しているかのような錯覚に陥ってもらえるように、ポッケに手を入れたり、表情作りで余裕感を体現できたらと思って。少しでも伝わっていたら、うれしいなって感じです」と真意を説明していた。
『ブラッククローバー」は、週刊少年ジャンプで2015年2月より連載中の同名漫画が原作で、魔法がすべての世界で、魔法が使えない少年アスタとライバルのユノが、魔道士の頂点“魔法帝”を目指す、冒険と成長を描いた魔法ファンタジー。コミックスは1800万部を突破している。
映画の物語は、原作では描かれていないオリジナルストーリーで、総監修そして、キャラクター原案を原作者の田畠氏が担当し、原作では明かされなかった魔法帝の物語を描く。
#高橋文哉 #ブラッククローバー #アフレコ
2 comments
最高✨️
ゼロワンでアフレコはみっちり叩き込まれてるからさすがやな