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冬季全国高校総体(インターハイ)の第72回全国高校フィギュアスケート選手権大会(全国高体連など主催、読売新聞社共催)は17日、埼玉県で男女の決勝(フリー)が行われ、2日間の日程を終えた。愛知県勢は、女子で中京大中京・河辺愛菜選手が優勝、男子は中京大中京・中村俊介選手が2位に入った。女子で中京大中京・松生理乃選手は2位、吉田陽菜選手が4位、愛知みずほ大瑞穂・田村珠里亜選手は15位だった。
冬季全国高校総体(インターハイ)の第72回全国高校フィギュアスケート選手権大会(全国高体連など主催、読売新聞社共催)は17日、埼玉県で男女の決勝(フリー)が行われ、2日間の日程を終えた。愛知県勢は、女子で中京大中京・河辺愛菜選手が優勝、男子は中京大中京・中村俊介選手が2位に入った。女子で中京大中京・松生理乃選手は2位、吉田陽菜選手が4位、愛知みずほ大瑞穂・田村珠里亜選手は15位だった。
憧れの羽生結弦さんに感激
中京大中京2年の中村俊介選手は、16日のショートプログラムで首位に立ち、17日のフリーを迎えた。ショートで「完璧に近い状態」と手応えを感じたジャンプ。フリーでは冒頭、4回転に挑戦したが、「キレと高さが足りなかった」ためバランスを崩した。それでも、直後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきちっと決め、昨年と同じ2位で大会を終えた。「気持ちを切り替えることが出来て良かった」と振り返った。
5歳の時、姉の影響でスケートを始めた。憧れの選手は羽生結弦さん。ソチ五輪の興奮が冷めやらない2014年4月、名古屋市でのイベントに羽生さんが訪れた際には、花束を渡し、手をつないでリンクを1周する機会があった。「これからも頑張ってね」。そう声をかけられ、感激したのを覚えている。
目標はもちろん「オリンピックに出場する」こと。現在練習拠点としている京都に新幹線で通いながら、夢に向かって一歩ずつ進んでいる。(大場暁登)
女子2位の松生「ミスをなくさなければ」
中京大中京3年の松生理乃選手は「見ている人に届くように体を大きく使う」と意識して演技に臨み、16日に行われたショートプログラムから順位を一つ上げた。中盤ではジャンプが回転不足となり、「ミスをなくさなければ」と反省が口をついて出たが、「すぐに国体があるので改善したい」と前を向いた