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俳優の山田杏奈が21日、都内に行われた映画『山女』(30日公開)凱旋イベントに登壇した。人々からうとまれながらもたくましく生きる凛(山田)の運命を大きく動かすキーパーソン・山男を演じた森山未來について、山田は「現場にいて歩いていたり呼吸しているところを初めて見て…トトロに出会ってしまったみたい」とその存在感に驚いた。
俳優の山田杏奈が21日、都内に行われた映画『山女』(30日公開)凱旋イベントに登壇した。人々からうとまれながらもたくましく生きる凛(山田)の運命を大きく動かすキーパーソン・山男を演じた森山未來について、山田は「現場にいて歩いていたり呼吸しているところを初めて見て…トトロに出会ってしまったみたい」とその存在感に驚いた。
柳田國男氏の名著『遠野物語』に着想を得た本作は、18世紀末の寒村を舞台に、過酷な運命に翻弄される17歳の凛の人生を描いたオリジナルストーリー。昨年の東京国際映画祭コンペ部門での上映を皮切りに、香港国際映画祭、ニューヨーク・アジアン映画祭、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭への出品も決定。先日、ドイツ・フランクリンで開催された第23回ニッポン・コネクションでも上映され、絶賛を受けた。
「大きい動物に会った、みたいな説得力があって。台本に“山男”と書かれていてどういうふうに演るんだろう。山の中で山男に出会ったらどうするんだろう、と思ってたんですけど森山さんの姿をみて、ああ、と感情が生まれてきました」と自然と自身も凛になれたよう。
これに森山は「まぁ…うん…そうですよね。そうかもしれない」と認めつつ「ジブリじゃないトトロで考えると精霊的な意味も…そういう話ではないと思うんですけど(笑)」と納得していた。
また、福永壮志監督から「気が強いというよりマイペース。迎合しない感じ」とその魅力を力説された山田について、森山は「ただただあきらめている絶望しているだけでない目。役名のまま。そこで締まっている眼光が凛とした、それが印象的。本当に気を強いんですかね。地に足の付き方に違う印象がありました」と感心していた。
#山田杏奈 #森山未來 #山女