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【テスト対策】杜甫の漢詩【元放送局アナウンサーの漢文朗読】「春望」「月夜」「絶句」「登岳陽楼」書き下し文、現代語訳、睡眠導入、作業時間にも

by MOEPPP



元放送局アナウンサー、落語と漫才、ミュージカルの舞台にも立つ椋本友子(むくもとゆうこ)の大人の朗読、今回は、杜甫の漢詩「春望」「月夜」「絶句」「登岳陽楼」をお届けします。
テスト対策に何度もお聞きください。また心豊かな人生のために、ゆっくり漢詩を味わってください。

*杜甫(とほ)
中国,盛唐の詩人。字は子美,号は少陵。河南,鞏(きょう)の人とされる。
24歳の時,進士の試験に落第し,諸所を放浪して,李白,高適(こうせき)らと詩酒の交わりを結び,30代半ばに長安に出た。しかし仕官は実現せず,玄宗皇帝は楊貴妃への溺愛(できあい)により国政を怠り,自らの不遇と時局の危機を《詠懐五百字》に詠じた。安禄山の乱では賊軍に捕らえられ,〈国破れて山河あり,城春にして草木深し〉(《春望》)の句を作った。脱出後,新帝粛宗のもとに行き,その功で左拾遺に任じられたが,この乱での体験は彼の詩に深い憂愁の影を加え,傑作《北征》を作った。乱後,官を辞し,家族とともに放浪,48歳の時,成都の近くの浣花渓(かんかけい)に草堂を営み,わずかに平安の生活を送る。この間,四川地方の兵乱のため一時草堂を離れるが,四川での詩は平和な自然の善意とそれに対する生活を歌ったものが多い。768年以後2年間湖南・湖北を放浪し,老齢とともに悲壮をきわめた詩を作ったが,失意のうちに舟の中で死んだ。彼の詩は人間に対する偉大な誠実さのゆえに至高とされる。農民・兵士の苦しみ,自己の苦しみと平安,それらを日常生活に題材をとって歌った。その詩は後世の中国・日本の詩に大きな影響を与えた。作品は《杜工部集》20巻に収める。

*「春望」(しゅんぼう)
杜甫が安史の乱のさなかの757年(至徳二戴)春46歳の時に長安で詠んだ五言律詩。
唐玄宗の時代の末期、杜甫は安禄山の乱に巻き込まれて長安で軟禁状態に置かれていたころに書かれた。
冒頭の「国破れて山河在り」という句でつとに有名で、杜甫の代表作であるのみならず、日本で最もよく知られた漢詩の一つである。

*「月夜」(げつや)
「春望」と同じころに書かれた詩。長安に連行され、そこで軟禁状態に置かれます、その時遠く離れた妻を思って作られた杜甫46歳のときの歌。

*「絶句」
759年、杜甫は48歳の時に官職を捨て、その後家族を連れて中国各地を転々とする生活を送った。「絶句」は53歳の春、成都にあった我が家・草堂に戻ってきて詠んだ詩。戦は終わったものの、戦後処理の影響から故郷には帰ることができずに、成都にとどまらざるをえない杜甫の心境が描かれている。

*「登岳陽楼」(がくようろうにのぼる)
杜甫が57歳、最晩年の作品。杜甫は旅の途中59歳で亡くなった。
夔州(きしゅう…現在の重慶)に2年間いた杜甫はその後長江を江陵まで下り、そこから都長安に向かおうとするが、北では反乱が起こり、さらに生活を援助してくれる人が南にしかいなかったこともあり、まずは洞庭湖に、更には湖南省の長沙、衡陽に向かう。「登岳陽楼」はこの洞庭湖畔、岳州で詠んだ詩。

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椋本 友子(むくもとゆうこ)
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・元福島テレビアナウンサー
・テレビ大阪契約アナウンサー、FM京都ラインキャスター、MBSレポーター、ラジオ大坂ほか、多数のテレビ、ラジオ番組に出演。

「朗読ユニットおとめ座」を立ち上げ、
太宰治没後70年にあたる2018年には「太宰に恋して♡」朗読会を東京と大阪で開催。
生誕110年に当たる2019年の春には、生誕の地青森県五所川原市金木の雲祥寺で奉納朗読を、太宰ゆかりの浅虫温泉でも朗読会を開催。
ストアカで声と話し方、朗読を教えている他、大阪で2つの朗読教室を主宰。

ミュージカル女優、アマチュア落語家「都亭エリザベート」としても活躍中!
2022年「全国女性落語大会」準グランプリ受賞!
2022年「社会人落語日本一決定戦」第三位受賞!
また漫才コンビ「あいまい」としてM-1グランプリにも挑戦中!

#朗読  #杜甫 #春望

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1 comment

江原啓子 March 5, 2023 - 10:34 pm

漢詩のリズム、美しいなと思いました。椋本先生の訳を聴いていると、何百年も昔の遠い所の、会った事のない人達の心に触れられる気がします。BGMもとてもいいです❣️

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