「組織的原因は社長」運輸安全委の意見聴取会で人災と指摘　国の検査も「馴れ合い」知床沖観光船事故

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去年4月の知床沖観光船沈没事故について、国の運輸安全委員会が事故調査の最終段階となる意見聴取会を行っています。

知床沖では去年4月、観光船「KAZUI」が沈没し乗員乗客20人が死亡、6人が行方不明となっています。運輸安全委員会は午前から事故調査の報告書を取りまとめるための意見聴取会を開き、この中で事故は「人災」だと指摘されました。

東京大学大学院工学系研究科・中尾政之教授）
「組織的原因は社長で、組織運営不良があった。つまり人災に近いですね」。

また、国の検査も「馴れ合いだった」と指摘されています。
聴取会は午後も続き、午前とあわせて5人が意見を述べる予定です。

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