創立100周年を迎えた県立人吉高校で10日、記念式典が開かれ、式典後は卒業生のタレント・内村光良さんらが講演なとで会場を沸かせました。
1924年4月、前身である人吉中学校創立。1948年に人吉高等女学校と統合されて人吉高校となりました。
式典でが開かれ、中川泰校長が「歴史と伝統の重みをしっかり受け止め、人吉高校の生徒としての自身と誇りをもってこれからも精進してください」と挨拶。
【生徒会長 東 正樹さん】
「人高生としての誇りを胸に一層学校生活に精進し、社会有為の人材となることを誓いの言葉といたします」
式典のあと、ステージに姿を現したのは人吉高校出身のタレント・内村 光良さん。
【内村光良さん】
「本日は人吉高校創立100周年おめでとうございます。・・・マイクのスイッチが? マイクのスイッチが入っていなかった。どうりで反応が薄いなと」
早速、会場に笑いを起こしました。
従兄で放送作家の内村宏幸さんも登場し、高校時代の思い出話などに花を咲かせました。
【内村 光良さん】
「うちの実家は酒屋で、そこでバイトをしてためたお金でカメラとか映写機とか編集機とかを買って、高校時代に4本の8ミリ映画を撮りました。みんなの前で上映してみんなが笑っているのを映写機の横で見ているのがたまらなく好きでしたね」
質疑応答のコーナーでは皆、次々と手を上げていました。
【生徒】
「芸能界で一番仲のいい人とその人とのエピソードを教えてください」
【内村 光良さん】
「『さまぁ~ず』です。あの2人が大好きで、一番飲みに行くのは『さまぁ~ず』です」
【生徒】
「できればお二人にサインをいただけないでしょうか」
(サインに応じる内村さん)
約1時間にわたる2人の講演会。会場は終始、笑いに包まれました。
【人吉高校3年生 緒方 孝光さん】
「上京して映画監督になろうとしていたけど、お笑いの原稿を南原清隆さんと一緒に作っていた話が印象に残っています」「サインは家宝にします」
【人吉高校3年生 市花 あこさん】
「テレビを見るのが好きなので、内村さんの口から他の芸能人の名前が出るのが聞いていて楽しかったです。100年の伝統を守りつつも現代のあり方とうまく共存しながら人吉高校らしさを持っていければと思います」
午後からはいずれも人吉高校出身の俳優・中原 丈雄さんと、『若っ人ランド』でおなじみのタレント・高村 公平さん、そして、TKUの恒松 聡美アナウンサーによるトークイベントがありました。
3人は在校当時の甘酸っぱい思い出や進路をどのように決めたかなどを話し、生徒たちは3人の話に聞き入っていました。
人吉高校では11日(土)も100周年を記念したイベントがあり、午前8時40分から午後3時まで人吉高校にまつわる展示や元職員や元生徒などによる授業や講演。生徒たちによる書道パフォーマンスや吹奏楽部の演奏も披露されるということです。