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チャン・リュル監督 『柳川』舞台挨拶

by MOEPPP



2022年12月26日に新宿武蔵野館にて開催されたチャン・リュル監督による映画『柳川』の舞台挨拶の様子をお届けします!

登壇者
監督:チャン・リュル(張律)
司会通訳:成川彩

映画『柳川』Yanagawa
監督・脚本:チャン・リュル (張律)
出演:ニー・ニー (倪妮)、チャン・ルーイー (張魯一)、シン・バイチン (辛柏青)、池松壮亮、中野良子、新音

2021年 / 中国 / 112分

現在、劇場公開中です。詳しくは以下のURLより上映中の劇場をご確認ください。
https://movie.foggycinema.com/yanagawa/

中年になり自分が不治の病であることを知ったドンは、長年疎遠になっていた兄・チュンを柳川への旅に誘う。柳川は北京語で「リウチュアン」と読み、2人が青春時代に愛した女性「柳川(リウ・チュアン)」と同じだった。20年ほど前、チュンの恋人だったチュアンは、ある日突然、姿を消してしまったが、今は柳川で暮らしているという。誰にも理由を告げずに消えた彼女の存在は、兄弟の中で解けない謎になっていた。2人は、柳川でついにチュアンと再会する。

監督・脚本を手掛けたチャン・リュル(張律)監督は中国出身の朝鮮族で、これまで韓国映画を送り出し、ヴェネチア、カンヌ、ベルリンなど世界の映画祭で高く評価されてきた。日本でも『キムチを売る女』『慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ』『春の夢』が劇場公開、OAFFでは2019年に『群山:鵞鳥を咏う』を上映した。本作は『福岡』に続く、日本を舞台にした第2作であり、中国出身だが韓国を中心に活動してきたチャン・リュル監督にとって、『豆満江』以来11年ぶりの中国語映画となる。

チュアンを演じるのは、チャン・イーモウ(張芸謀)監督の“金陵十三釵”(2011)でデビューを果たし、今や中華圏で絶大な人気を誇るニー・ニー(倪妮)。兄弟を演じるシン・バイチン(辛柏青)とチャン・ルーイー(張魯一)は『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』(妖猫伝)でも共演している実力派俳優。さらに日本からは『アジアの天使』(OAFF2021クロージング作品)など国際共同制作作品にも積極的に参加している池松壮亮と、『君よ憤怒の河を渉れ』などで中国での圧倒的な知名度を誇る中野良子が出演。チャン・リュル監督にとって初めて中国スターを主演に迎えた作品であり、初めて日本人人気スターを起用した作品でもある。

本作は2021年の平遥国際映画祭(開幕作品)と釜山国際映画祭で同日ワールドプレミア上映された。

監督メッセージ
恋は謎に包まれている。 第三者にとっても、恋に落ちた当人にとっては尚のこと。
謎を抱くということは、それを解き明かしたいという願望を抱くことである。
でも、その結果どうなるか? 時間と空間が、より大きな謎をつくり出すだろう。
それでも私たちは彷徨い続ける。歌とダンスがもたらす情熱とともに。

配給:Foggy / イハフィルムズ

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