天才面打師・新井達矢の能面作りに密着！古来から続く驚きの神業とは？【ニッポンの神業】

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新井達矢さんに十六の能面を発注した
山田伊純さんの感想コメント（要約）

新井さんに能面作ってもらうのは２回目。
今回も丁寧に作って頂きら
オモテからエネルギーを感じます。

新井さんは、仕事が非常に丁寧で
オモテを大事にしており、物作りに対して
ひたむきに取り組んでいらっしゃいます。

新井さんに依頼する時は、前回と同様、
今回も、なるべく新井さんが作りたい
能面を作って欲しいと言いました。

面打ちは能楽師から依頼をうけるときは
オリジナルのコピーが多いのですが、
私の場合は、新井さんが作りたいもの、
新井さんのオリジナリティ溢れるものを
お願いしました。
今回の出来栄えも十分満足してます。

これから舞台で使う中で、どんな効果が
現れるかはやってみないとわかりません。
製作者の魂のこもったものが好きなので　
物質的なものから見えないものが　
発せられものを望んでいます。
舞台でどんな表情を見せるか楽しみです。

十六は敦盛、悲運を背負った人だけど　
若い顔で、綺麗な顔立ちが条件です。
今回、新井さんに作って頂いた能面は、
若くて高貴な印象だけでなく
精悍で芯がある　平家の1人である
凛々しい印象を受けました。
悲しさよりも凛々しさ、華やかさ、
平家らしい顔、平家の盛りを
思い起こさせる印象を受けました。
能楽の敦盛も悲観的なものより
平家の雅なところを出してるので　
風流なところと武将としての華やかさ
そういうものにマッチした顔立ちです。

小ぶりでシャキッとした顔なのは有難い。
僕が使うことを想定して作っています。
（僕の顔が小ぶりなので）　
役者思いの職人だと思います。

新井さんの能面は将来残っていくでしょう。
何百年という単位で能面は熟していきます。
現代の面打ちがこれから熟していくという
楽しみがあります。

新井さんの感性、若さ、勢い、
エネルギーに惹かれます。
能面を打つということは　
生々しいものを作らないといけない
表情が生きていないといけない　
魂がはいっていないといけない　
単なる道具でない、それを制作するのは
気力のいること。新井さんの作品からは
そのエネルギーが感じられるのです。

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