野村萬斎「山月記」七尾東雲観劇　県立音楽堂で

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県立音楽堂のアーティスティック・クリエイティブ・ディレクターである野村萬斎さんが
学校公演「山月記」をプロデュースし七尾東雲高校の生徒が招待されました。
10日、県立音楽堂に到着した大型バスから七尾東雲高校の全校生徒およそ３２０人がおりたちました。学校公演「山月記」は県内３カ所で開催し、七尾東雲高校はもともとは能登演劇堂で鑑賞予定でしたが、地震の被害で演劇堂は使えず県立音楽堂への招待となりました。
「山月記」を題材にした学校公演。冒頭で登場した野村萬斎さんは、原作者である中島敦役に扮して作品の中へ観客をいざないます。
唐の時代詩人として名を残そうとした李徴が、絶望と挫折感に苛まれ発狂して虎になってしまうという物語です。
「山月記」は高校の国語の教材にも使われることが多く、今回の上演に合わせて、高校生は作品を読んで鑑賞に臨みました。構成・演出も野村さんが担当し、能や狂言の手法で表現した学校公演は会場・舞台装置含め本格的な芸術鑑賞になりました。