泉谷しげる・吉田健「バカヤローは愛の言葉」最終回 ゲスト：アンルイス

吉田健って、角度によってはアノ「北の組から」「Dr.コトー」俳優　吉岡秀隆に似てるんだよね。特に冒頭の浜辺の弾き語りシーン横顔が酷似。アノ路線で行けなかったのかね。頭髪がなくなってきたから無理？残念だなあ。モノマネしてもらいたかったなあー

あと、半分まで視て。想像した以上に泉谷とアンルイスの会話が面白かったですねー

アン・ルイスが高級車買いたいみたいな話すると「お前。矢沢みたいなこと言うなよ」といかにも「矢沢＝ダサイ」を籠めてるところとか。アン・ルイスが自分の曲を「歌謡ロック」と自嘲気味に言うと「まあまあ」となだめにかかるとか。アン・ルイスがカレン・カーペンター逝去後にトリビュートアルバムを録ったことに関して、「なにかその通りに歌うのが芸がないと俺は思う」とかいうわざわざ美談にはせずに言う辺り。伊藤銀次のことをアンルイスが出した際に「でも伊藤銀次って線が細くないか？」とすかさず。アン・ルイスが泉谷のことを松山千春みたいに思ってて一時期嫌いだった。と言い出して泉谷がア然。まさか松山千春と似たようなもんだと思われていた，と知ったときの泉谷。その後松山千春ネタで盛り上がり「俺は選挙に出ねえよ」「そう。あの人は田舎者だから」とか言いたい放題で良いんですね。アン・ルイスがデビュー20周年とかで、「20周年記念とか五木ひろしみたいだな。五木ひろしみたいにならないように」とかまたまた。

土台松山千春と泉谷って違うと思うけどな。泉谷の非礼にはいろいろ入ってる。いろんな意味での偽悪。偽善の反対なんだけど偽善よりはまだ良いという。松山千春のはどっか、そういった泉谷とか誰々とかの非礼をただコピーしてる。しかも北海道の不良や反社の感性で。同じ非礼でも浅薄にみえるんだよねだから。

あとは山下洋輔の激しい演奏について、アン・ルイスが「センズリ」「自己満じゃん。ハートに伝わってくるウ？」て言い放ったところも良かったですね。吉田健「ロックも自己満みたいなのあるじゃん」アン・ルイス「いやいや伝わってくるんだな。やっぱ趣味かな」のくだりも面白かったですね。さも高級なことやってる外見のジャズやジャズ・ファンってところでは「センズリ」で切って捨てるのもありだろうとは思いますね。

毒を吐くタイミング逃がさないんだよね。泉谷ってこのころは良いですね。