「海のはじまり」5話感想②親の責任を考える。アドラー「嫌われる勇気」「課題の分離」

予告で夏母が南雲家を訪ねるのは、夏が今海ちゃんの父親になろうとしているから挨拶に行ったのだと思うのですが、謝罪でしょうか？
水季が夏に黙って産んで育ててきてしまった今の現状を謝罪するのですか？
私はそもそも水季のしたことを納得してないのでなおさらですが、ちょっと夏が親が謝罪するような悪いことをしたのかという、おっしゃる疑問自体がよくわかりません。

学生時代に中絶を隠していたことを怒った母は、たとえふたり同意の上でも事故により、明らかに妊娠と中絶という男性には起こらないで済む、重い負担を女性が受けるのだから、なかったことにした夏を責めたのだと思います。
謝罪という言葉にこだわられているようですが、お見舞いと言い換えれば良いのでしょうか？
ふたりのことだからこそ、同等の責任とは言え、片方だけにかかる重い負担を知らんぷりはできないといったところでしょうか。

他の方のコメントに感心して紹介しましたが、その方は責任能力のない夏君のような学生には、親として相手の親が大事に育てたお嬢さんを傷つけたとして慰謝料の支払いを立て替え、就職後に返してもらうとのことでした。
ふたりのこととはいえ、結婚も親とは無関係に黙って勝手にして良いものとは言い切れず、やはりふたりを育ててくれた両家への配慮も必要なのと同じ感覚かなと解釈しました。