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北海道・知床半島沖で観光船が沈没した事故を教訓に、迅速な救助につなげる為のシステムの実証実験が1月23日、羅臼町で行われました。
北海道・知床半島沖で観光船が沈没した事故を教訓に、迅速な救助につなげる為のシステムの実証実験が1月23日、羅臼町で行われました。
福岡市のスタートアップ企業「株式会社よびもり」が開発した救助システム「yobimori」は、GPS機能がついた発信器で、海中に落下した際に発信器のボタンを押すと、周囲の船に事故の発生場所を伝えることができる仕組みです。
23日、羅臼町で行われた実証実験では海難事故を想定し、発信機をブイにくくり付け、船から海に放流。捜索を担当する船が専用のアプリが入ったスマートフォンで、ブイの現在位置を確認しながら捜索を行いました。
この取り組みは、企業の新技術を生かして地域の課題解決をする、北海道の「スタートアップ支援事業」に採用されていて、今後迅速な救助へ向けてさらに検討が進められます。