プロ野球で活躍した入来智さんです。「入来兄弟」の兄として注目された投手ですが、今月10日、都城市で交通事故のため55歳で亡くなりました。
事故が発生したのは、見通しのいい交差点での車同士による出会い頭の事故でした。こうした見通しのいい交差点では、錯覚によって起こるある現象が事故のリスクを高めているようです。
都城市出身の入来さんは、投手として近鉄に入団し、巨人やヤクルトなどで活躍。
ヤクルト時代には、自己最多の10勝をあげ、日本一に貢献しました。
10日午後9時50分ごろ、都城市の交差点で、入来さんの運転する軽乗用車が普通乗用車と出合い頭に衝突。
その後、入来さんの死亡が確認されました。
事故現場は、畑に囲まれた見通しのいい交差点。
一見、事故が起きにくい場所のようにも思えますが、こうした場所特有の、ある現象があるといいます。
(JAF九州本部事業部・永松純一さん)「原因のひとつに、コリジョンコース現象という人間の錯覚によるものが原因となってる場合があります」
「コリジョンコース現象」とは、見通しのいい交差点で、車が同じ速度、同じ角度で近づいてくると、車が動いていないように見える、錯覚のこと。
これにより、直前まで危険を認識できないことがあるといいます。
(JAF九州本部事業部・永松純一さん)「動いてる状態で動いているものと同じ速度で動いたら、相手が止まって見えるっていうのが想像できると思うんですが、そういう状況になると、相手の存在に気付かずに気付いたときには目の前にきていて、避けられないというよなことが起こったりします」
では、このような場所ではどう注意すればいいのでしょうか。
(JAF九州本部事業部・永松純一さん)「交差点が近づいてきた場合とかはですね、スピードを落としていただくと、左右の車の動きが変わって気づくことにつながりますので、交差点が近づいてきたらスピードを落とすと、いうことも大事になります」
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/326340