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俳優の渡辺謙と永野芽郁が4日、東京・丸の内ピカデリーにて行われた『ワーナー・ブラザース100周年記念セレブレーション・イベント』に参加し、同スタジオが手がけてきた名作を振り返りながら、エンターテインメントの魅力について語った。
ワーナー・ブラザースは、1923年4月4日に、ハリー、アルバート、サム、ジャックのワーナー4兄弟によって設立され、100年にわたって数々のエンターテイメント作品を提供し続けてきた。このアニバーサリーに際し、同社では「物語の力。―100周年」をキーメッセージとして掲げ、東京都練馬区のとしまえん跡地に今夏オープンする「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」をはじめ、さまざまな企業やアーティストとのコラボレーションプロジェクトを予定している。
ステージに登場した渡辺は、はじめに「100年もやっていたんだとビックリした。おめでとうございます」と祝い、「僕は2003年の『ラストサムライ』から20年の間に、日本では違う配給会社になっているものも含めると、ワーナー作品に6本出させていただいている。100年という歴史の5分の1に参加できたことをうれしく思います」と思いを伝えた。
その後、同スタジオを年代別に振り返る映像とともに作品をテーマとしたトークが展開された。渡辺は、『インセプション』や『バットマン ビギンズ』など自身の出演作でもメガホンを取ったクリストファー・ノーラン監督に触れ、「『マトリックス』の頃からキューブリックが好きなんだと思う。『インセプション』のときにも同じことをやっているし。でも、当時はまだ完全にCGの時代ではないから、人力で何かを伝えるという映画人の魂みたいなものがあった」としみじみ語る場面もあった。
さらに、映像内で『硫黄島からの手紙』(2006年)が紹介されると、クリント・イーストウッド監督について「撮影した頃も結構な高齢だったので、朝方に見ると心配になるくらいおじいちゃんだった」と笑いつつ、「ただ、自決のシーンで、クリントが演者へのキッカケとして銃声を鳴らしたんですけど、おもむろに銃を手に取って、頭上でダーンッと撃ったんです。もうね…その姿、ダーティハリーそのものでした。めっちゃかっこよくて、見惚れていましたね」とうれしそうに振り返った。
続けて「俳優に委ねる感覚が強くて、僕らもそれに応えようと思わされる」とし、「そこが俳優であり、監督である彼の魅力なんだと思います」と語った。
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時間のムダ 見る価値はなし