毎熊克哉、桐島聡役で49年の逃亡人生を再現！
毎熊克哉（37）が桐島聡を演じる映画「桐島です」に主演
毎熊克哉（37）が、49年にわたる逃亡の末に2024年1月に亡くなった桐島聡容疑者を描いた映画「桐島です」（高橋伴明監督、2025年公開予定）に主演し、同容疑者を演じたことが12日、報じられた。この作品は、報道と史実にフィクションを織り交ぜた社会派エンターテインメントであり、桐島容疑者が逃亡生活を続けた姿を描く。
毎熊は、桐島容疑者の写真に基づき、その外見を忠実に再現し、1人で逃亡人生を演じきった。ベルリン映画祭（ドイツ）など、海外映画祭への出品を目指している。
昨年の「どうする家康」や現在放送中の「光る君へ」など、NHK大河ドラマに連続で出演している毎熊が、俳優として新たな挑戦に臨んでいる。「桐島です」は、2022年に国内映画賞を席巻した「夜明けまでバス停で」の高橋監督（75）と脚本家・梶原阿貴氏（51）が再び手がけた作品で、実際の事件を基に企画された。
映画では、桐島容疑者が工務店に住み込みで働き、「内田洋」と名乗って過ごした日常に焦点を当てており、淡い恋愛模様も含めた青春の一面が描かれている。
毎熊は、役を引き受けた際に「ものまねではなく、材料も限られている中での挑戦が難しいと思った」と述べたが、「よく分からない人物を演じることが怖いよりも楽しそうだった」と語り、挑戦心を抱いた。
数少ない写真や映像をもとに桐島容疑者の49年間に向き合い、役を作り上げた毎熊は、「逃げ続ける中で置き去りにされる感覚や強烈な寂しさが、特殊メークなしで各年代の姿を再現する力となった」と振り返った。
映画のクライマックスでは、桐島聡容疑者の再び注目される終末が描かれており、毎熊は「最後に本名で死にたかったのでは？という意見もあるが、自分はそうではないと思う。どちらにも決めたくなかった」と語り、深く掘り下げた演技がスクリーンで確認できる。
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