2024年11月16日【《花様年華》我が輝く青春時代に想いを馳せ/#42】加山雄三『旅人』作詞：岩谷時子　作曲：弾厚作（加山雄三）

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加山雄三さんの『旅人』は1972年にリリースされ、映画若大将シリーズの「若大将対青大将」の中で歌われています。この映画では、加山雄三さん演じる若大将と故田中邦衛さん演じる青大将との対立が主旨の内容で描かれていました。若大将が大学のボート部のエースとして活躍しながら、青大将と競い合い、スポーツや友情、恋愛ロマンスを通して互いに成長する姿が描かれた青春作品です。

　自らも大学時代ボート部に所属し、青春を謳歌した想い出があるので、一際感慨深く、映画を通して、この曲が好きになりました。また、歌詞考察から、この『旅人』は、旅の中で感じる孤独や希望、愛しい人への思い（憧れ？失恋？）が綴られており、当時自らが味わった旅体験に重ね、気ままな旅の途中での出来事、喜び、悲しみ、新たな出会い、辛さと、旅の終わりに向けた心の葛藤が感じられたことも、この曲が好きになった理由の一つでもあります。花様年華。今では、青春時代の善き想い出でもありますが…。

　公園のサクラの葉も真っ赤に紅葉し、それが次第に落葉へと。いよいよ季節も寒い冬に向かって行く中で、時期的に相応しい曲かと思い、取り上げさせて頂きました。歌は、相も変わらず下手くそですが、ご容赦を。「歌は世につれ、世は歌につれ」と。周りの情景も、全ての物、自分も時と共に変化していきます。それが自然の摂理です。歌は古い曲ですが、時には懐かしさを偲び、感傷に耽る事も…。一人でも多くの人に聴いて頂ければ幸いです。宜しくお願いします。