バントマン – 第6話 ヒーローからの応援歌
元プロ野球選手の第二の人生を描く!頑張っている人たちにチャンスを送り出すニューヒーロー誕生!
「本日のヒーローインタビューは、決勝打がプロ初打席、初ホームランとなりました柳澤大翔選手です!」「ありがとうございます。俺は、中日ドラゴンズが大好きです!」
鮮烈デビューから14年、ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、ケガやスランプで鳴かず飛ばずの日々を送っていた柳澤大翔(鈴木伸之)。その年のオフに待っていたのは、まさかの戦力外通告だった。
妻が他界して以来、シングルファザーとして育ててきた息子・直斗(小山蒼海)には、戦力外になったことを伝えていなかった。大翔は、真鍋(和田雅成)と共にトライアウトを受けることを決める。
イニングナイングループ社・総務部に勤める根鈴華(倉科カナ)。ゴミ箱を片づけたり冷蔵庫を整理したり…人が気付かないことに気付き、人の嫌がる仕事をするのが自分の役目だと信じ、日々地道にコツコツと働いていた。
人生最高の日が訪れることなんて無い―。
そう思っていた華の元に届いたのは、社長・櫻田誠一郎(坂東彌十郎)からの社長秘書室への異動辞令だった。
トライアウト後、オファーを待つ大翔のもとに一本の電話がかかる。電話の主は、イニングナイングループ社の櫻田誠一郎だった。「ぜひ柳澤選手と契約を交わしたい」球団からのオファーではなく半信半疑の大翔だったが、野球ができるならと契約交渉の場に臨む。その場には、なぜか華の姿もあり…。
しかし櫻田からの提案は、「困っている社員に犠牲バントの様に手を差し伸べ、次のステップへ送り出す“バントマン”になって欲しい」というものだった。
果たしてバントマンとして、2人は再び輝くことはできるのか?
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