松山ケンイチさん、長澤まさみさんらが大学で特別授業　テーマは“介護”　 (23/03/17 14:38)

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俳優の松山ケンイチさんや長澤まさみさんが、愛知県美浜町の日本福祉大学で開かれた“介護”がテーマの特別授業に出席しました。

　盛大な拍手の中で登場したのは、鈴鹿央士さん、松山ケンイチさん、長澤まさみさんの豪華俳優陣です。

　24日金曜日に公開の映画「ロストケア」。

　42人を殺害した松山ケンイチさん演じる介護士と、その罪を追及する、長澤さん演じる検事との心理バトルを描いたヒューマンサスペンス映画です。

　17日は公開を前に、美浜町の日本福祉大学で、学生約220人を招待した先行上映会と、映画の内容を題材とした特別公開授業が行われました。

映画のテーマでもある「介護殺人」について3人は公開授業のなかで、映画を通して感じたことなどを語りました。

　「松山ケンイチさん演じる斯波（しば）自身が犯したことに対して救いだと。斯波という同じような事件が年々増えていると聞くと難しいと思います」（長澤さん）

　「まだ親が元気な人が多い世代だったりもするので、この映画で介護について考えるきっかけになってほしいなという思いもある」（鈴鹿さん）

　「必ず目の前に現れる課題をたくさんの人と共有していくことで、救われる人が増える可能性があるので、介護を学んだ人だけが見えているのではなく、たくさんの人が見ていかないといけない課題」（松山さん）

約30分間、学生は3人の言葉を聞き入る

　約30分という短い時間でしたが、学生は3人の言葉を一言一言かみしめて聞き入っていました。

　イベントが終わり、3人は一度退場しましたが、「もう少し学生と交流したい」と再び登場し記念撮影する場面もありました。

　参加した学生は…

　「すごくうれしいです。『この大学に入ってやっぱり良かった』って今回の件も含めて思いました」
　「松山さんが介護の問題について勉強されたとすごい伝わってきて、役者の方が世に発信することで問題がもっととっつきやすく、いろんな人が理解しやすくなるのかなと思いました」

　松山さんと、長澤さんが初共演する映画「ロストケア」は、24日金曜日から、全国の映画館で公開です。

　(3月17日 15：40～放送 メ～テレ『アップ！』より)