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勝村政信さんの俳句全集 プレバト俳句

by MOEPPP



◆今回の俳句
00:00 新入生踏みゆく花のカーペット
01:02 芸人がすべり楽しむ氷上で
01:52 校長の眼鏡にうつる春の風
03:01 春の日の大人の入り口蒸しタオル
04:14 公魚の欠伸気づかぬ太公望
05:16 殻破る閃閃秋の朝つれて
06:16 飛び石の蛙声静まる靴の音
07:54 夏の雲逝くな逝くなと文字叩く
09:12 山粧ひ一目惚れした吾も粧ひ
10:16 出番待つ揚げ物軍隊秋の宵
11:28 雪道にLINEスタンプバスの跡
12:07 つまずいて春を見つけた排水溝
#勝村政信

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#プレバト #俳句 #季語 #はいく #ぷればと

◆一部文字起こし

勝村政信さんの俳句を紹介します

新入生 踏みゆく花の カーペット
2014年4月17日プレバトに初めて出演した時の俳句です
季語は新入生と花、どちらも晩春の季語ですが季重なりとなっていますね
俳句の意味は新入生として入学した時にカーペットのような花を見ながら学校に入っていったということかと思います
花を踏んでしまうなんていう読みもされてしまうかもしれませんね
夏井先生は
新入生 踏みゆく 花色の校庭と
季重なりや誤解の生じやすさの部分を添削していました
初出場で凡人50点となってしまいます
今回は勝村政信さんが今までプレバトで詠んだ俳句
調べられるだけ全て紹介したいと思います

芸人が すべり楽しむ 氷上で
俳句の意味はすべりを怖がる芸人が表情ではすべりを楽しんでいるとさせていただきました
すべりでかけているわけですね
ただ夏井先生からは添削不可能とされて怒られてしまいます
才能なし10点、出場二回目にして破門ということになってしまうんですね
勝村政信さんのプレバトでの戦いっていうのは夏井先生の破門との戦いと言っても過言ではありません
直近の放送で特待生に見事昇格したんですがそこまでの長い道のりを今日は紹介していこうと思います

校長の 眼鏡にうつる 春の風
句意は卒業証書を渡す校長の眼鏡のレンズに外の景色が映ったという実体験を詠んだものだそうです
梅沢富美男名人は「うつる」というのがいらないんじゃないかという指摘をします
確かに景色が映ってるとしたら眼鏡に「春の校舎」とか眼鏡に「涙の母」とかそんな感じで表現しても良さそうですが
夏井先生は春の風という風に本来映るはずのないものをうつすという表現を取っているので今回は必要だろうということをおっしゃって添削なしとなるわけですね
こちら前回の破門から才能アリ1位70点と汚名返上を果たすのですが破門解除とはならないわけです
結構今のプレバトってワンランク降格ワンランク昇格みたいな感じで前回落ちてもすぐに戻るといったことがあったりするんですが
破門というのはなかなか解除されないんですね

春の日の 大人の入り口 蒸しタオル
この俳句の意味は小学校6年生になった時に太いヒゲが生え始めたらしいんですね
それを床屋で初めて顔に蒸しタオルを巻かれて剃る時の体験のことを詠んだ俳句だそうです
中七が8音になっていて字余りとなっていますね
ここの解決方法として梅沢富美男名人が「句またがり」とか使っちゃえばいいんじゃないっていうことを言うんですが
夏日先生は「句またがりをこいつは知らないと思うまだぺーぺーだから」って言うんですよ
本当に勝村さんに対する夏井先生の当たりめちゃめちゃ厳しいんですけど
そんなことを言いながら十七音句またがりを使ってこんなふうに添削されていました
大人の入り口 春日の蒸しタオル
言葉とは裏腹にしっかりと技術を教えて破門したにも関わらず育てているといった感じですね
こちら才能アリ1位71点を獲得します
もっと上を目指せということを厳しい態度で教えているのかなと思いました

公魚の 欠伸気づかぬ 太公望
季語は初春の季語「公魚」ですね
太公望というのは釣り人である自分のこと
自分はせっかちで公魚釣りの釣ざおをすぐに上げてしまうんだけれどもそんな釣りベタの自分を見て公魚は欠伸でもしてるんじゃないかということを詠んだ俳句だそうです
夏井先生はこんなふうに添削されていました
太公望たいくつ 公魚の欠伸
こうすることで全体的に「A」「あ」の韻が踏まれている俳句となります
この辺が分かりだしたら特待生になれると思いますとまた厳し目な言葉なんですけれどもやっと褒め出すんですね
こちらの俳句才能アリ、70点を取って夏井先生は破門解除もほのめかすようになってきます
今のプレバトに出たら二三回で特待性に行くような成績なんですけれども破門の効果まだまだ続いています

殻破る 閃閃秋の 朝つれて
季語は三秋の季語「秋の朝」です
閃閃というのはヒラヒラするという意味やキラキラするなんていう意味も持ち合わせた言葉だそうです
俳句の意味は蝉が羽化している
これが殻破るですね
羽がヒラヒラしキラキラしていてまるで秋の朝を誘うかのようだとさせていただきました
夏井先生はここでかなり評価していました
閃閃という言葉がとても良いと
そして作者の意図どおりの語順となって読者の読みも定まるということでこちら才能アリ1位72点になります
ですが破門はまた続くんですね
勝村さん本人も「こんなに成績が良いのに」っていう風に嘆いていました
そしていわくつきの俳句を詠むことになるわけです

飛び石の 蛙声静まる 靴の音
こちらは子供の頃に行った神社の池で飛び石を勝村さん自身が飛んでいると蛙の声が静まった
そして靴の音だけが響いたよという俳句なんですが
もう一目で分かりますよね
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」のパクリだっていう風に梅沢名人は言ってたんですけども
夏井先生も「お前だったのか」っていうんですよ
本歌取りの手法としてもぞんざい過ぎるっていう風に言って
本歌取りというのは昔の俳人の趣などを取り入れて俳句などを作ることをいうそうなんですが
それにしてもひどいと
俳句をサボってただろうとまで言うんですね
添削も
飛び石を ゆけば蛙の 声やみぬ とされていました
本人にしてみたらこんなに才能アリ続いてるんだからっていう思いもあったでしょうにと同情する部分もあるんですけれども
それにしてもこの俳句はちょっとと視聴者目線でも思った俳句ですね
こちら才能ナシ、25点となってしまいます
勝村政信さんは才能アリか才能ナシかっていう感じなんですよ
高低差がすごいといったイメージでその原因というのが破門にあると私は思ってるんですよね
それがよく表れた俳句かなと思います

夏の雲 逝くな逝くなと 文字叩く
お題「メール」で詠まれた俳句なんですが
お友達の奥さんが亡くなってその葬儀の場面で携帯電話の操作をしてる人を見て天高く登っていっている故人にメールだったらメッセージが届くんじゃないかという発想から詠んだ俳句だそうです
夏井先生は入道雲、夏の雲ですねと人の生き死にのようなものを重ね合わせる表現っていうのはなくはないと言うんですが
全体に表現が直接的で上手くはないと
ただ上手くはないんだけれどもそれが妙な切迫感を出していて逆にいいということで
結構高順位なんですね
炎帝戦58人中10位の俳句なんですけれども
俳句らしくするために切れ字でこんなふうに添削されていました
夏雲や 逝くな逝くなと 文字叩く
こちら10位以内に入ったってことでしぶしぶ長きに渡って続いた破門っていうのをひとまず解きますけどっていう風に夏井先生いうんですね
そしてその次にですね「信用はしてません」ってコメントをするんですよ
まだまだ因縁は続く訳ですね

山粧い 一目惚れした 吾も粧い
こちらは紅葉した磐梯山を見てうっとり見惚れてしまったということを詠んだ俳句で
自分も頬を赤らめて山が粧うように粧ってるんじゃないかと思ったみたいなことなんですが
梅沢名人は「何言ってるかわかんない」っていう風に言うんですね
で「もう一度破門食らったほうがいい」って続けるんですよ
もう破門が勝村さんの代名詞みたいになっててみんないじるんですけど
夏井先生も写真俳句だったんですけれども
「写真に対して失礼というそんな感じ」っていう風に言ってましたね
添削後こちら
粧へる 磐梯山に 一目惚れ
これでひとまず言いたいことは言い表せるだろという添削でした
さあここまで破門による効果でめちゃめちゃ才能があるかめちゃめちゃ才能がないか
というような批評を受け続けた勝村政信さんですが
とうとう問題のあの俳句を詠んでしまうことになるわけです

出番待つ 揚げ物軍隊 秋の宵
さあきました揚げ物軍隊の俳句です
俳句の意味はうどん屋で揚げ物が軍隊のように待ち構えていたと
それを見て部活の終わりだったんだけれどもほっこりしたよみたいな俳句なんですけれども
揚げ物軍隊のワードパワーが強すぎてもうここから揚げ物軍隊っていじられるようになっちゃうんですね
勝村政信さんの代名詞みたいになってしまうわけです
夏井先生も苦笑いを超えて笑ってしまったっていう風に言って
こんな風に添削されてました
揚げ物も万端 うどん屋の秋宵
ですね
ただ揚げ物軍隊の楽しみながら作ってる原点回帰の心持ちについてはとても評価していて
才能ナシ35点となりますが笑って終われたみたいな感じになるんですね
で私の印象なんですけれども勝村さんのイメージっていうのが
ここで破門から揚げ物軍隊にいい意味で変わったなっていう印象なんですね

雪道に LINEスタンプ バスの跡
こちらはサービスエリアのバスのタイヤの跡がLINEスタンプのようじゃないかということを詠んだ俳句だそうです
夏井先生はあんなに比喩で怒られてるのにまだやってくんのかみたいなことを言った上でこの比喩は楽しいって認めるんですよね
才能アリ70点となる訳なんですが
雪道にの「に」を「の」に替えるという細かい添削はされていました
ここまで散々怒られたことが逆に評価されるようになってきた訳ですね

つまずいて 春を見つけた 排水溝
こちらが勝村政信さんの最新の俳句になります
季語は三春の季語「春」なんですがこの広義な季語が功奏しているということで夏井先生は評価していました
俳句の意味はつまずいて排水溝の淵を見たら春があったということなんですけれども
春というのには生き物だったり植物だったりいろいろな読みを読み手にさせますよね
広義な季語春だからこそ読める表現ということです
また夏井先生は続けて排水溝っていうのも良かったと
アスファルトとしたら植物しかイメージしない人がいるんだけれども
排水溝っていうのは生き物もいれば匂いみたいなものも表現できるかもしれない
春という季語とあわせて成功している表現だっていうふうに続けるんですね
こちら才能アリ70点
初出場から9年弱の歳月を経て特待生5級に昇格することとなります
夏井先生に破門を食らって才能アリを幾ら取っても特待生になれなかった勝村政信さん
迷走する時期もありましたよね
松尾芭蕉をパクったり揚げ物軍隊を編成したり
しかしそれがようやく結実していよいよ特待生昇格となったのでこれからの活躍から目が離せない
そんな勝村さんかなと思いました
皆さんは勝村さんの俳句なにが好きでしょうかぜひコメントで教えてください

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1 comment

馬庭あつ子 March 15, 2023 - 1:10 am

自分の事の様な気がして、かつむらさんの、必死さがわかるからです。自分の感じ方を、上手く言葉に置きかえられない、焦ってしまう… きっと勉強する時間もないくらい、お忙しいのでしょうね😅
こうやって、ゆっくり勉強させて頂けること、ありがたく感謝しております✴

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