◆今回の俳句
00:00 お前しかおらん改札若葉風 春風亭昇吉
01:21 MCのちゃん付け憎しアイスティー 馬場典子
02:44 辞表書きダウンタウンを見る五月 犬山紙子
03:26 還暦の朝大幟投げ上げよ 中田喜子
04:28 浜ちゃんの笑い声慈雨の風鈴 立川志らく
05:12 短夜や秒でやり取りするLINE 藤本敏史
06:03 タイトルコール飛び立つ初夏の鳩よ 千原ジュニア
06:55 66穿くレジェンド薫風の温泉へ 横尾渉
08:04 青梅雨やビンタを愛に昇格す 勝村政信
08:59 ほんたうは優しいくせに青山椒 森口瑤子
09:34 猛る友抱くや白雨のアスファルト 的場浩司
10:44 嗚呼幾度目のピンマイク還暦の初夏 千賀健永
11:22 夏季講座の帰路「WOW WAR TONIGHT」聞く 皆藤愛子
12:12 扇風機衣装脱ぎつつ出前表 村上健志
12:58 夏シャツのコロッケ百個下げて来る 梅沢富美男
#浜田雅功
◆梅沢富美男さんの俳句集はこちら
◆梅沢富美男さんの俳句集2はこちら
◆梅沢富美男さんの俳句集3はこちら
◆村上健志さんの俳句集はこちら
◆皆藤愛子さんの俳句集はこちら
チャンネル主 布施貴也へのお問い合わせは下記メールアドレスへお願いいたします。
momodenalu@gmail.com
#プレバト #俳句 #季語
◆一部文字起こし
プレバト浜田杯!
お前しかおらん改札若葉風
季語は初夏の季語「若葉風です」
初夏とは5月頃のこと 若葉風とは若葉を揺らす風のことですね
春風亭昇吉さんに詠まれたこの俳句
意味は松本人志さんに「お前しかおらん」といって電車賃をもらったというエピソードがあるそうです
その改札に若葉風が吹いているという俳句ですね
今回は浜田雅功さんが還暦ということで浜田杯という1回限りのタイトル戦がプレバトで行われましたのでその俳句の振り返りをしていきたいと思います
兼題は浜田雅功なんですね
夏井先生はこの俳句についてエピソードに挑戦しているところは評価できるということをおっしゃっていました
ただし本人以外に伝わらないエピソードであることというのが改善点として指摘されます
俳句としては語順を変えてより季語のイメージがつきやすい形に添削されていました
添削後こちら
お前しかおらん若葉風の改札
MCのちゃん付け憎しアイスティー
馬場典子さんの俳句です
俳句の意味は「馬場さん」から「馬場ちゃん」と浜田さんが呼んでくれるようになって感動したというエピソードだそうです
今回もエピソードを詠んでいるわけですがこのエピソードを17音に収めるというのがとても難しいことなんだということを夏井先生はおっしゃっていました
一点、「憎し」というのがここではいい意味にも悪い意味にも捉えられてしまうといったことが議論されていました
この部分を夏井先生はこのように添削します
(MC浜田さんへ)ちゃん付けで初めて呼ばれアイスティー
特定の人物について詠む俳句の時 特にプレゼントする俳句なんかではこんな前書きといったものが使われるんですね
今回のプレバトでは誰かに宛てる俳句の作り方のコツや難しさといったことが紹介されていましたのでそこを中心に振り返っていこうと思います
辞表書きダウンタウンを見る五月
犬山紙子さんの俳句です
俳句の意味は辞表を出した直後の5月にダウンタウンを見て元気が出たというご自身の体験を詠んだ俳句だそうです
本人とのエピソードではなくて作者自身の浜田さんという兼題との関わりというのを詠んだ俳句ですね
夏井先生はここを評価しながらも語順を変えて添削をされます
添削後こちら
ダウンタウンに笑う五月の辞表書く
こうすることで笑いからスタートしてシリアスな方向に行くという流れを作っています
還暦の朝大幟投げ上げよ
中田喜子さんの俳句です
句意(俳句の意味)は還暦の朝浜田雅功の幟を掲げているとしました
幟という季語が立ち勢いや元気の良さというのが印象的な俳句でこの部分を夏井先生は評価されていました
ただし投げ上げるという動詞が適切なのかといったことで添削をされていました
添削後こちら
還暦の朝を掲げん大幟
この俳句だけではないんですけれども浜田雅功さんの還暦だけではなくって全ての還暦の方に贈る俳句と捉えられてもおかしくないといったことを別の方から指摘されていました
浜ちゃんの笑い声慈雨の風鈴
立川志らくさんの俳句です
季語は共に夏の季語慈雨と風鈴で季重なりですね
ただし夏井先生はこの季重なりを活かして添削されていました
句意(俳句の意味)は浜田さんの笑い声はどんな時でも人を楽しくさせるなあということですね
夏井先生は笑い声と5音使って浜田さんの笑い声を表現してるところがもったいないということでこのように添削されていました
浜ちゃんの呵々慈雨に鳴る風鈴よ
呵々というのが笑い声のことだそうですね
短夜や秒でやり取りするLINE
FUJIWARA藤本さんの俳句です
季語は夏の季語短夜で夏の夜が短いことを表しますね
句意は後輩とのLINEが短夜のように短い浜田さんだとしました
夏井先生は季語を含む5音から始まってその後12音続くこの基本の型で作ったところを評価していました
特定の人物を詠んだ時に情報を詰め込みすぎてこの型に落ち着かせるっていうのは意外と難しいことですね
ただしこの俳句をみて浜田さんなのかということをイメージできる方が少ないかもしれません
よって俳句としては添削はないんですけれども浜田雅功という兼題の俳句としては10位ということになってしまいました
タイトルコール飛び立つ初夏の鳩よ
千原ジュニアさんの俳句です
俳句の意味は公園でタイトルコールをしたら鳩が飛び立ったとさせていただきました
浜田さんのタイトルコールガキ使なんかでも聞くことができますが業界人であること・浜田さんらしさが表せる単語かなと思います
夏井先生は句としては成立しているんだけれども季語或いは鳩という部分の浜田さんらしさというところがイメージしにくいといったことで添削はないんだけれども9位ということになります
その人らしさを表す言葉や季語というのがとても難しいなと思わされた俳句でした
(浜田雅功さん還暦)66穿くレジェンド薫風の温泉へ
kis-My-Ft2横尾渉さんの俳句です
季語は夏の季語薫風ですね
風薫るの子季語となります
俳句の意味はヴィンテージジーンズを穿く浜田さんの歌の歌詞が思い出されるとさせていただきました
まず前書きというのいいですよね
誰々に向けた俳句なんだっていうことを書くことがあるってのはひとつ特定の人物の俳句を詠むときに知っておくべき知識だなと思いました
また本歌取りしてるわけですね
浜田雅功さんの代表曲のWOW WAR TONIGHTに温泉でも行こうという歌詞が出てきます
そこを取ってるわけですね
そういった試みは評価しつつもちょっと詰め込みすぎて伝わりやすさに欠けるという部分を夏井先生に指摘されていました
添削後はこちら
温泉へ行こう薫風のリーヴァイス
その人を象徴する言葉と情報量のバランスというのも考えさせられる俳句でしたね
青梅雨やビンタを愛に昇格す
勝村政信さんの俳句です
俳句の意味は青梅雨だなあ 芸能人達は愛のビンタで昇格していくとさせていただきました
確かにビンタで連想するのってアントニオ猪木さんか蝶野さんか浜田さんぐらいだなーと思っていい単語だなあと思いました
浜田さんに突っ込まれるとか浜田さんにビンタもらうとかそういった事が一つ芸能人のステータスになったりもしてますよね
番組内でもジャニーズは浜田さんに突っ込まれたら売れるっていう風に言われているっていうジャニーズ事務所内でのジンクスみたいなのが語られていて面白い場面でした
俳句的には昇格すという下五が少し説明的なのでこのように添削されていました
青梅雨は豊かビンタは愛である
ほんたうは優しいくせに青山椒
森口瑶子さんの俳句
俳句の意味は実は優しい浜田さんは辛味で他の食材を引き立てる青山椒のようだということだそうです
夏井先生は季語をどう選ぶかということが特定の人物を詠む時に難しい問題なんだけれどもこの青山椒というのはいいよねっていうことをおっしゃっていました
ピリ辛な夏の季語なんですけども浜田さんのイメージに合うんじゃないかなあと私も思います
猛る友抱くや白雨のアスファルト
的場浩司さんの俳句です
季語は夏の季語「白雨」にわか雨のことですね
俳句の意味は共演したADブギの収録後観客に叩かれてしまったらしいんですね 浜田さんが
そこで怒ってその観客に詰め寄るんですけどもその猛る友を抱いて的場さんが止めたことだなという思い出を詠んだ俳句だそうです
エピソードを詠んでるわけですけれども成立してますよね
ここが難しいことなんだけども綺麗に収まっているそこを夏井先生は評価していました
また季語白雨という部分がアスファルトというところと合わされることでそれまで熱々になっていた炎天下のアスファルトっていうのが急な白雨で濡れていく
その音だったり温度の変化だったり湯気なんかも出ていたかもしれません
そんなところも想像させる季語の映像化という所を評価していました
普通は白雨が激しく降るとか説明したいんだけれどもアスファルトと着地してるわけですね
嗚呼幾度目のピンマイク還暦の初夏
kis-My-Ft2千賀健永さんの俳句です
俳句の意味はテレビで活躍する浜田さんの還暦の初夏だとしました
ピンマイクで業界人であることを示唆しながら還暦と直接的に入れて祝いの句であることが明確に分かりますよね
そういった全体感を評価しながらも
七五七となったこの韻律に最初の「嗚呼」はいらないんじゃないかといってこのように添削されていました
幾度目のピンマイク還暦の初夏
夏期講座の帰路「WOW WAR TONIGHT」聞く
皆藤愛子さんの俳句です
俳句の意味は中学の夏期講座の帰り道に浜田さんの歌を聴いたものだとしました
特定の人物の俳句それを詠むときにいくつかパターンがあるということを夏井先生はおっしゃいます
1つ目が還暦おめでとうというお祝いの俳句
2つ目が作者とその人物とのエピソードを詠んだ俳句
そして3つ目が作者とテーマとの関係性を詠んだ俳句
とするとこの俳句は3つ目の作者とテーマとの関係性を上手く詠んだ俳句となります
私のように浜田さんと直接的には関わりのない人がどんなふうに俳句を詠めば(良いか)っていうことが分かる一例かと思いました
扇風機衣装脱ぎつつ出前表
フルポン村上さんに詠まれたこの俳句
意味はNGKの信濃そばというのが浜田さんは好物だそうです
その出前表を見て浜田さんもこの出前表を見たのだなあという俳句ですね
人物の情報っていうのを3つの名詞で表現してるわけです
扇風機 衣装 出前表
この3つの名詞で季節や状況といったものが示唆されて衣装とあるので舞台かなんかに立ってる職業の人なのかなということも伺わせますね
吉本の後輩として浜田さんに想いを馳せながら詠んだ俳句が見事2位ということになりました
夏シャツのコロッケ百個下げて来る
1位は梅沢富美男さんでした
俳句の意味は夏シャツを着て劇場にサプライズでコロッケ百個差し入れしてくれた浜田さんだと実際にあったエピソードをまとめている俳句になります
百個なんていうところから浜田さんの気前の良さや周りを大切にする姿勢というのも伺い知ることができますね
また浜田雅功の兼題なわけですがその人の良い所っていうのを俳句に詠もうとするその「挨拶の心」がいいんだっていうことを夏井先生はおっしゃっていました
7 comments
この動画では「浜田雅功」の俳句を募集しています!もちろん他のコメントもOKです!!
寒凪も笑むや浜風つっこめり 布施貴也(ヒッチ俳句)
浜田雅功さん還暦おめでとうございます🎉
今回のシリーズでは皆藤愛子さんのWOW WAR TONIGHT 聞く が自分も学生時代この曲が好きだったので、一番hitですね🎵
浜田雅功さんと小室哲哉さんのユニットによって作られたこの曲も素敵ですが、同じユニットによって作られた「friendship」も本当に素敵な曲なので良ければ聞いて頂きたいんですね✨
では俳句ですが、 五月闇「明日があるさ」ほかす缶
「明日があるさ」は坂本九さんの曲を浜田さんを含めた吉本の芸人さんがカバーして缶コーヒーのCMソングで同タイトルの主人公が浜田さんでした。
向日葵も浜ちゃんにぶたれたいらし 北里有李
祝いの気持ちを表すのに「浜田」と呼び捨てにしていいものかと迷いました。普段であれば呼び捨てにしていたかもしれませんが、浜田さんに捧げる俳句という体ですからね。
浜田杯は豪華で満腹になれる番組でしたね。梅澤さんは流石でした。
浜ちゃんのあのひとことよ風薫る
個人的には森口瑤子さんの句が好きです!
五月の風や結果発表の声
平室鯛松
まだまだと還暦すぎて台風の目