◆今回の俳句
00:00 惜春のメニューに憶う母の影 筧利夫
01:13 武術一位薫風のお子様ランチ 山本千尋
03:35 添えられる家族の笑顔とさくらんぼ 西山茉希
04:26 旗楊枝忍ばす半ズボンのポッケ きん
05:57 溽暑のファミレス机上の通知表 森迫永依
07:05 矯正箸はちりめんじゃこを摘まみけり 千原ジュニア
08:06 日の丸とグリンピースの残る皿 梅沢富美男
#プレバト
#お子様ランチ
◆プレバト浜田杯の動画はこちら
◆一部文字起こし
プレバト!お子様ランチの俳句
惜春のメニューに憶う母の影
筧利夫さんの俳句です
季語は晩春の季語「惜春」
晩春とは4月頃のこと
惜春は「春惜しむ」の子季語ですね 春を惜しむことです
句意(俳句の意味)はお子様ランチを見ると今はなき母の姿を思い出す
亡き母と一緒に食べたお子様ランチを見て春を惜しむ様子を詠んだ俳句ですね
夏井先生は惜春という景をもたない季語を選択してるんだけれどもそこを生かす映像というのが十分に書かれていないことを課題として挙げられていました
添削後こちら
惜春のお子様ランチ母よ母よ
お子様ランチ、兼題ですが七音使って書くことで映像というところは確保できますね
また母を想う気持ちをリフレインの方法 反復の技法によって強めています
今回はお子様ランチが兼題だったプレバト俳句を振り返っていきましょう
武術一位薫風のお子様ランチ
山下千尋さんの俳句です
季語は夏の季語「薫風」
風薫るの子季語で夏風が薫ってくることですね
句意(俳句の意味)は武術大会一位の祝いに夏の風薫る中お子様ランチを食べたという思い出を詠んだものです
夏井先生は季語の位置について評価されていました
武術一位とかお子様ランチなんていう音数の多いものを並べたときに季語の位置難しいですよね
この俳句では長い言葉と長い言葉の間に入れることで調子が整っています
一点もったいない点が武術一位という表記だと梅沢富美男さんからも指摘されていました
これだと全ての武術で一位というドラゴンボールの天下一武道会みたいな読みをする人がいそうということでこの部分を中心に添削されます
夏井先生の添削はこちら
(武術大会一位)演武服のまま薫風のエビフライ
前書きを付けることでどんな状況で詠んだ俳句かということを明らかにしながら盛りだくさんだった俳句というのを整理しています
ここで驚いたのが演武服とかエビフライっていうのを山下千尋さんから夏井先生が聞き出していくんですよ
でそういったやりとりが予定調和なのかなと思ってたんですけど演武服の「ぶ」っていう字を夏井先生最初「舞」っていう字で書くんですよね
で「あ、武術の武なんだ、武術だもんねそっかそっか」って言って舞っていう字をちょっと斜線引くんですけど
あ本当にリアルでやってんのかなってそこで思わされたんですよ
でその後お子様ランチで好きなのなにって聞いてエビフライって言うんですけどそういうやり取りからリアルタイムで添削するパーツというか単語などを決めてるのかなと思わされた凄いシーンでしたね
あらかじめ用意された添削ということではなくて添削の大枠はあるんだけれどもその場で判断する部分もありそうだなっていうのがすごいと思った部分でした
この俳句2点足らずで凡人ということで68点となるんですが山下千尋さんの武術という特技が生かされた俳句だと思いました
添えられる家族の笑顔とさくらんぼ
西山茉希さんの俳句です
季語は6月頃の季語「さくらんぼ」
桜桃の実の子季語となります
句意(俳句の意味)は家族の笑顔の中大好きなさくらんぼが添えられているお子様ランチだとさせていただきました
兼題お子様ランチが分かっているから絵が浮かびますけれども初見の人に見せたときに「添えられる」からスタートして何に添えられているのかっていうのが不明確なまま終わる形となっているところを指摘されていました
夏井先生の添削はこちら
お子様ランチ笑顔とさくらんぼ添えて
お子様ランチと7音もある兼題ですけれども書いてしまった方がいい場合っていうのが結構ありそうだなと思わされた俳句です
旗楊枝忍ばす半ズボンのポッケ
ビスケットブラザーズ きんさんの俳句です
季語は夏の季語「半ズボン」
句意(俳句の意味)は母親に内緒でポッケにしまったお子様ランチの旗楊枝だとさせていただきました
旗楊枝持って帰りたいという子供心そのお子様ランチあるあるを詠んだことを夏井先生は評価されていました
また半ズボンという季語ですが中心人物の属性っていうのも表わすことができてますよね
そしてその季語がさらに機能してポッケに忍ばすということになるんですけれども旗楊枝 半ズボン ポッケと3つの名詞でうまく情景を表わせている俳句かなと思い勉強させていただきました
こちら才能あり70点となるんですがプラスワンもう一個こここういう風に直すとさらにいい俳句になるよということで添削されていました
夏井先生の添削こちら
旗楊枝こっそり半ズボンのポッケ
忍ばすという動詞 少し説明的と捉えられる場合もありますがこっそりという副詞に変えることで解決されています
名詞と助詞と副詞しかないですけれども伝わってくる俳句ですよね
この添削は「夏井先生すげえ」って思った人多いんじゃないでしょうか
この動画ではお子様ランチを兼題に俳句を募集していますのでコメント欄で投句していってください
プレバトの兼題に挑戦してみましょう
溽暑のファミレス机上の通知表
森迫永依さんの俳句です
季語は7月頃の季語「溽暑」
子季語に「蒸暑し」というのがあって夏の蒸暑さのことですね
句意(俳句の意味)は通知表を見られながらお子様ランチを複雑な思いで食べる蒸し暑い夏だとさせていただきました
夏井先生は足して17音になる破調の是非ということで解説を始められますが結果的に功奏しているという結論にされていました
前半の8音で蒸暑い中のファミレスと場面設定をしておいて一気に寄って机上の通知表にいくこのカメラワークを評価されていましたね
さらに通知表っていうところに溽暑という季語が効いてきて気持ちのいい内容ではないんだろうなっていうような読みを読み手にさせます
季語の効果 季語の力 カメラワークなど様々な考慮がなされたこの俳句
見事特待生3級に昇格することとなりました
矯正箸はちりめんじゃこを摘まみけり
千原ジュニアさんの俳句です
季語は春の季語「ちりめんじゃこ」白子干の子季語ですね
千原ジュニアさんの5歳の長男が矯正箸を使ってるらしいんですけれどもあの持ち方を矯正するための繋がった指の輪っかとか付いている箸ですね
その矯正箸でもう白子干を摘むことができるということに成長を感じたという俳句です
夏井先生はこの矯正箸を詠む姿勢というのを評価していました
中々詩にしづらいものだっていう風におっしゃってましたね
一方で摘まむというこの動詞 少し客観的すぎやしないかという事をおっしゃいます
本当はもっと嬉しいんでしょ それを俳句にしましょうということでこのように添削されていました
矯正箸の先にちりめんじゃこ笑う
詠嘆の切れ字を使うよりも笑うとした方が感動が伝わってきますね
さすがといった添削です
日の丸とグリンピースの残る皿
季語は初夏の季語「グリンピース」です
梅沢富美男さんの俳句
俳句の意味は青物と旗だけ残るお子様ランチのお皿だとしました
夏井先生はお見事とされた上で俳人らしい美味しさの伝え方ができているとされていました
細かく説明します
まず日の丸が出てきて建国記念日とかそういったことをイメージする方が多いのかなと思いますがグリンピースと進むわけです
日の丸の赤い丸グリンピースの緑の丸そして下五「残る皿」と白い円状のものが出てきてお子様ランチかとここで解決する訳ですね
意外なものを対比させながら下五でわかる語順これを評価されていました
またこの俳句読んでお子様ランチのことだなって分かりますよね
でも俳句を見てみると日の丸 グリンピース 皿と残ったもの・事後のものを書いてる訳ですけれどもあるものからあったはずのないものっていうのを想像させるそんな俳句だということをおっしゃっていました
この俳句は一目見ただけで「おお」と私もなりましたね
ビスケットブラザーズきんさんの俳句や特待性以上の俳句にはお子様ランチという言葉出てきませんでしたが皆さんはお子様ランチどう詠むでしょうか
ぜひコメントで投句していってください
プレバト「お子様ランチ」の俳句でした
チャンネル主 布施貴也へのお問い合わせは下記メールアドレスへお願いいたします。
momodenalu@gmail.com
#プレバト #俳句 #季語
9 comments
この動画では①「お子様ランチ」の俳句②その他コメントを募集しています!プレバトの兼題にチャレンジしてみましょう!
①五月晴電車の形した器 布施貴也
夏休みお子様ランチデパートの
私達の頃はデパートの食堂の全盛期でした
笑笑
お子さまランチから少し発想をとばして一句
五歳の夏 ラーメン大盛 オーダす
お子さまランチから発想とばして一句
お喋りに汗かく友とドリンクバー
この頃のお子さまランチは 器も、夢のある可愛いい
んでしょうね🐰
風光るお子様ランチ盛り飯
平室鯛松
突然ですが、ご報告します。NHK俳句の蒲公英に投稿した俳句が佳作になりました。この結果はこのチャンネルで皆さんといろいろ切磋琢磨できたからです。本当にありがとうございました❗
お子様ランチですが、今でも時々子供に頼まれて注文します。場所によっては大人のお子様ランチもあるんですよね😁
①薫風や切り分けておくハンバーグ
子供が小さい頃はハンバーグなどを自分で丁度良い量で噛み千切るのが苦手で、お子様ランチを食べる時は先にご飯を食べていて貰う間に、ハンバーグを一口大に切り分けてあげていました。薫風に乗ってハンバーグの芳ばしい香りも流れているイメージです。
兼題「お子様ランチ」
“大食堂
婆(ばば)と笑顔で
ソーダ水”
①
炎昼や食べさせ終えて伸びた麺
②
お子様ランチの旗に注目した句が読みたかったのですが、いくら詠んでもきんさんや梅澤さんの二番煎じになってしまったのでやめました…
おそようございます。今回はこれしか思いつきませんで。。。
ばあちゃまはお子様ランチでアイスティー