※途中、数か所で場面のつなぎが上手く行かず、一瞬、重複やコマ落ちがあります。
※There are momentary frame drops and overlaps in several places during the film due to my poor editing skills.
映画「東京の女性」公開:1939年(昭和14年)10月31日 日本劇場
Japanese Film ” Women in Tokyo” (Tokyo no Josei) Released at NIHON GEKIJO Theatre on October 31, 1939
原作:丹羽文雄
演出:伏水修
脚色:松崎與志人
音楽:服部良一
出演:原節子(君塚節子)
江波和子(妹 水代)
立松晃(木幡好之)
水上怜子(タイピストたき子)
深見泰三(セールスマン 高山)
如月寛多(セールスマン 太田)
柳谷寛(セールスマン)
水町庸子(節子の継母)
藤輪欣司(節子の父)
外松良一(一森課長)
星ヘルタ(バーの女)
主な場面
01:33
ここは輸入自動車販売を手がける興産工業株式会社。タイピスト君塚節子(原節子)は、ほのかな好意を寄せる凄腕セールスマンの木幡(立松晃)にセールスに繋がる耳寄り情報を伝えようと社内を探し回っていた。
03:48
屋上で木幡を見つけた節子。しかし目の前で木幡と同僚の高山(深見泰三)が、販売競争を巡って激しい殴り合いの喧嘩を始める。木幡に嫌悪感を持つ節子。
08:35
節子は耳より情報を営業課長の一森(外松良一)に伝え、コミッションの分け前を得る。しかし同僚:たき子(水上怜子)に分け前が少な過ぎると指摘される。
11:23
たき子から、一森課長がコミッションを誤魔化していると聞いた木幡は節子にアドバイス、高山との殴り合いの件での嫌悪感も解けて、節子は木幡を後ろ盾として一森課長に対して車の売却明細を確認したいと要求。
14:03
皇居のお濠端を歩く節子と木幡。課長の態度に腹を立てる節子は、冗談交じりに自分もセールスマンになってやろうかしらと、女性として悔しく思う心情を吐露する。
15:11
節子の妹:水代(江波和子)は、姉の帰宅を街角まで出て今か今かと待ち構えている。相場で失敗し自暴自棄になっている父(藤輪欣司)が継母(水町庸子)に対して暴力を振るうため、姉の帰宅が待ち遠しいのだ。
16:18
父への憤懣爆発の姉妹、いっぽうあくまで父を擁護しようとする継母。節子は継母に一時避難のため別居を提案する。
18:26
姉と同じ会社で働くことになった水代。昼休みには屋上でのんびり、父のことも忘れてひと時の安らぎを得ていた。
19:48
会社内で自由奔放に振る舞う水代。一森課長の目にとまる。
20:40
父の暴力から一時避難するため別居した継母を訪ねる姉妹。使い慣れない七輪に悪戦苦闘する水代。
21:54
街はお囃子が流れる祭りの季節を迎えた。水代は父の束縛に反抗し外出を決行。節子は父に対し厳しく諫言する。
26:44
元の家に戻って来た継母。そこへ父がケガで入院したという知らせが届く。
29:00
節子、木幡にセールスの仕事を指導して欲しいと懇願する。
31:47
一流セールスマンを目指し、製造工場で油まみれになり必死に勉強する節子。
32:43
姉の苦労を横目に能天気な水代。タイピスト室でたき子とおしゃべり、そこへ木幡が来たので映画へ連れてって、とおねだりするもすげなく断られる。
34:53
車の下にもぐって構造を勉強中の節子、男性の好奇の目に曝される。
36:13
木幡の車で家まで送ってもらう節子。木幡からお金の援助を受け、有難くお借りすることにする。
38:10
木幡に伴われて取引先を訪問した節子は不愉快な思いをするも、一流セールスマンへの決意を新たにする。
40:47
節子、代燃車の売り込みで挫折を味わう。
43:25
仕事が上手く行かず家計も火の車。苦境の節子はおもわず畳の上でぐったり。
44:33
節子、災い転じて福と成す。
46:10
節子と木幡への同僚のやっかみ。
47:43
節子、新聞で情報収集し木幡さえ出し抜くも、太田(如月寛太)にしてやられる。
52:10
酒の相手をしてセールスに励む節子を複雑な気持ちで眺める木幡。
53:45
節子の営業成績は絶好調、そんな節子に対して木幡は一層複雑な気持ちを募らせる。木幡の心の隙間に入り込む無邪気な水代。
56:14
水代と待ち合わせした喫茶店で節子とばったり遭遇する木幡は、喫煙するようになった節子に驚く。ライバルの高山が、銀座の料理屋「かぶと」の女将と連れ立って歩く姿を店の窓から目撃し、契約を横取りされたことを覚る木幡。
58:53
水代、姉に内緒で木幡と箱根ドライブへ。
挿入歌「一等当選歌 節子の唄」
作詞:氣賀ゆり子 作曲:明本京靜 編曲:服部良一 歌唱:二葉あき子
(挿入部分の歌詞)
想ひ出は 涙の悲歌(エレジー)か
夢に浮かぶ 山よ河よ そよぐ緑よ
あの星は あの星は 何かしら
誇るのよ いいえ誇るの またとない
若い明け暮れ
1:01:47
節子は高山が木幡から横取りした「かぶと」の女将との契約を取り返し、木幡の仇討ちをしたと得意になるが、木幡は喜ばない。
1:02:42
節子に契約を奪われた高山による腹いせの仕打ち。
1:04:35
日比谷の日東紅茶前をたき子と歩く節子は水代が一森課長とタクシーに乗っているのを目撃する。(日東紅茶の「日東コーナーハウス」は、本作公開の前年1938年に開店している。)
挿入歌「處女(おとめ)の夢」
作詞:藤浦洸 作曲・編曲:服部良一 歌唱:淡谷のり子
(挿入部分の歌詞)
街の鈴懸 落ち葉道
処女(おとめ)の夢の かえらぬ日
独り歩けば しみじみと
人の運命(さだめ)の切なさよ
1:05:54
水代、一森課長の下心を軽くあしらう。
1:08:20
節子、水代を会社のロッカールームで激しく詰問する。
1:13:02
節子、動揺する気持ちを整理するため会社を抜け出てひとり喫茶店へ。
1:15:30
物語は結末へ。
1:17:38
挿入曲「夜のプラットホーム」
作詞:奥野椰子夫 作曲:服部良一
※本来は淡谷のり子による歌も吹き込まれたが、歌詞の内容が時局に合わないという理由から検閲により発禁処分となったとのこと。終戦後、二葉あき子の歌唱によりヒットした。
(歌詞)
1 星はまたたき夜深く
鳴り渡る 鳴り渡る
プラットホームの別れのベルよ
さよなら さようなら 君いつ帰る
2 人は散り果てただ独り
いつまでも いつまでも
柱に寄り添い佇む私
さよなら さようなら 君いつ帰る
3 窓に残したあの言葉
泣かないで 泣かないで
瞼に焼き付く淋しい笑顔
さよなら さようなら 君いつ帰る
30 comments
のちに「ウルトラQ」の「2020年の挑戦」などに出演してた柳谷寛さんが出てる…
感謝您們的分享、好珍貴的電影(黑白)。
一時間3分4秒 井上英会話スクール?
しかし皆んなセリフがいっぽん調子で大根じゃね?こんな演技で当時は良かったの?
1930年代のトレンディドラマ。
車のデザインもファッションも、今と違って
本当の意味でオシャレで粋。
時代柄、肩パッドの入ったミリタリー風味のファッション。
建築も現代の大量生産のパーツで作られた安普請の物ではなく、
家屋も社屋も丁寧に作られている。
女優も今より100倍は綺麗。
今はさして美人でなくても美人美人って持ち上げる。
m
これ 同じテーマで今でもやれるじゃん
今だったら、グーパン一発でクビだよ。時代を感じるわ。
原節子さんはハリウッド女優のよう。江波和子さんは顔が小さくて脚が長くて、令和のアイドルグループにいても違和感なさそう
大正産まれで98歳で亡くなった祖母は多分見た映画かと?🤔。当時はTVは無いラジオも役所や一部の金持ちのだけ😑。田舎だし今の様な色々な娯楽も無い時代だから土曜日、日曜日になると皆が映画館に行っていたと🥳話されておりました。チャンバ時代劇や戦争映画ばかりだったから。ゴジラを見て皆度肝を抜かれた…🥶東京は大丈夫か?と心配になった人達が親戚に電話したと😳今だと笑い話ですね😁
あと戦争が始まり家の外では天皇陛下万歳!。お国の為にと!。言ってたが皆家に入ると😭息子が人殺させられる〜😰。戦争に行って死んで帰って来ないと皆さん泣いていたと🤬(実際母親方の祖父の兄貴は戦争に行き亡くなったと💀)〇〇大空襲で辺り一面焼け野原。祖母の20歳離れた1番下の妹がお腹空いた〜と泣くが😭食べる物が何も無い!一体何の為の戦争なんだと憤慨したと👹。亡くなられた祖父の弟の奥さんも未来の子供達にこんなひもじい思いや😑辛い思いはさせてはいけないと。戦争なんて二度と懲り懲りだと話されておられました。
あと当時はお見合いが当り前で自分で相手は選べない…😅。祖母もいきなり連れて行かれ(食い扶持減らし)兄さんと呼んでいた親族の人と結婚したそうです🥶。これって姉妹の恋愛で今でもリメイク出来る題材だと思います🥰。
昭和モダニズムの要素が満載の本映画は1939年公開だが制作されたのは1937年で、その年は明治時代から続く日本による中国侵略が最終局面に突入した年であり、12月には人類による戦史の中でも特筆に値する戦争犯罪、南京大虐殺が起こってしまった。現代感溢れる東京が描かれる裏で、同じ時期に日本人は中国で凄惨な残虐行為を行っていた。この絶望的なまでのコントラストは衝撃的であり、同時に今の我々日本人にとっても戦争は決して遠い出来事ではないことを痛感させる。自民党が軍事費の大幅増額の暴挙に出るなど、着々と戦前に回帰しつつある現実に危機感を持つべきだ。政界はリベラル勢力が衰退し、自民党と日本維新の右派二大政党という悪夢の構図の可能性まで出てきた。どこに向かう、令和の日本。
"with English subtitles…" Except when there aren't subtitles…🤪
ワープロカッコいい
戦前の映画にも拘らず、女性の自立をしっかり描いていて感動した。原節子のイメージが変わった。もしかしたらご本人に近いのではないかと感じた。
昔の映画は安易に俳優がタバコを吸ってばかりなのが残念な演出です。どの昔の映画みてもみんな吸っててしかも平気でポイ捨てしていて、口にくわえるものはおしゃぶりだと言う事がみんなわかってませんね。カッコよくおしゃぶり吸ってるつもりになってて滑稽です。
江戸時代から80年しか経過してないのに男性女性もスーツの着こなし方?いわゆるトラッドファッションが板に付いてるのがよく分かる。
一部の日本人はすでにイギリスやアメリカに負けないレベルでトラッドファッションを着こなしてて衝撃的。。
大正時代にはすでに相当オシャレでアバンギャルドなファッションも流行ったようだけど、開国していきなりアジアで唯一の先進国となれたのは、センスの良さと言うか、、カルチャーが相当発達していた事もある気がする。
お父さんが働いてなくて草
字幕等がないので何を言ってるのかわかりにくい部分がありますが
多少服装・言動・生活様式は古いとはいえ、あまり今と変わらない気もしますね[
むろん、すべての人がこういう生活をしていたとは言えませんが。
1:17:40 に1947年に二葉あき子が歌ってヒットした「夜のプラットホーム」が流れ出したのでおどろく。この映画1939年ですよ。それより8年前。
やたら早口や一本調子で今の役者さんに比べると話し方が上手くないですね。間の取り方も下手です。昔に比べたら今の役者さんは本当に演技が進歩してますね。
字幕はあなたが作って貼ったのですか?だとしたらすごい執念?ですね😀。今の自分の状況にあって、この映画、見ることが出来て良かったです。
女性の心掛けやら振る舞いなどは、見ていてほんとに今と変わらないなと思ってしまいます。また、男の気持ちの揺らぐ様子や自信の浮き沈みの様子も現代人の私でも実感が伝わります。
位の偉いバカ野郎どもの欲やハラスメントを見ると、現代ではその点はだいぶ変わったんだなとあらためて実感します。いや、でももちろん変わらないやつはいるにはいるけど。
後半、喫茶店に二人で入って来た同僚の憎たらしく見えてたセールスマンが言っていた「自分を殺して生きてる」と本音を漏らしていたのが印象深かったです。
日華事変が起きて2年後で日本は戦争の泥沼にハマっているころに作られた映画なのに未だのんびりしたムードだったのですね。当時の東京の様子や人々の姿が映し出されていて興味深いシ-ンが沢山あります。女優さんたちの服装も「モダン」で見ていて楽しいです。車の運転は不注意で乱暴で危なっかしいですね。女性のセリフは思った以上に自由で放埓で何かホッとします。男のセールスマンもチャラ男っぽくて本当にこんなヤツ当時いたのかなと思ってしまいます。ちなみに当時の兵隊さんは皆丸刈りでしたよ。
昭和に入ったら、もうこんな破滅主義者のプロデュースするドラマで、家族の崩壊、分断や何かを煽る制作サイドの意図しか感じない。。
修身の学びからどんどん遠ざかってしまったと明治生まれの祖父母が嘆く意味が良く解る。
TVでは相撲、笑点、それは秘密です、紅白歌合戦しか観ている姿しか見たことない。そんな孫の私も同じTVと全員集合だけ!
今は、祖父母に感謝しています。
こんなドラマじゃ見ないはずです。
ユリやん「先生、あら、やだ、私を一人前に育ててください♡」
先生「分かった、私も出来る限りの事はしよう(フフッ、この体は頂いた)」
┐(´д`)┌ヤレヤレ
腑抜けだらけ。これじゃ、負けるわ。。。
if no Asia pacific war, Japan would be much better now!!
当時の生活のドキュメンタリーかと思ってみてたら完全フィクションの映画だったww
丹羽文雄のみ直な親戚の方が同級でした、また、学校のこうかのさくし
丹羽文雄の弟の娘、家内もつれてあった
0:01
戦前旧字体だったけど「東宝」だったんだな
下の社名は旧字体だけど
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