1997年8月15日の14時台で流れたジャノメミシンの生CMはこちら!
宇徳敬子『砂時計』CM(発売前+発売後)はこちら!
1995年6月にOHKの16時55分台で流れて番宣枠「ザ・にじゅうまる」での告知CM+前後で流れたローカルCMです!
この時は佳境を迎えていた、三谷幸喜さん脚本の大ヒット連ドラ「王様のレストラン」の長めの告知CMが流れました。
この時期はちょうど前年三谷さんが脚本で後年に至るまで続編が制作された「警部補・古畑任三郎」が再放送で人気を集めた後の待望の新作脚本だった時です。
主演には、この当時はほぼ現代劇連ドラには出ていなかった、当時の松本幸四郎さん(現・松本白鸚)。また、当時連ドラ主演が続いていた山口智子さん、1993年「あすなろ白書」でブレイクしていた筒井道隆さん、前年「警部補・古畑任三郎」の今泉慎太郎役で、三谷幸喜脚本常連となっていた、西村雅彦(現・西村まさ彦)さんなど、濃い顔ぶれ。
そして既に三谷脚本の舞台常連だった、伊藤俊人さん(後に2002年「ショムニ ファイナル」初回直前に急死)や、後に舞台演出家としても大成される白井晃さんなど、三谷脚本には欠かせない俳優さんが多数出ていたのも特徴でした。
さらに特徴的なのは、基本的に舞台はレストラン「ベル・エキップ」内で完結し、ほぼ外は出てこない「密室劇」+多数の登場人物の悲喜こもごもが描かれる「群像劇」+冴えないレストランの「再生物語」でストーリーが進んだ事です。
特に「密室劇」で進む日本の連ドラは、当時はほぼなく画期的だったそうです。
全日空ハイジャック事件の生特番が組まれてしまった影響で放送が翌週延期となり、終了が7月にずれ込んでいます。
さらにこのタイミングは、ちょうどオウム真理教事件真っ只中の頃でもあり、他にも番組が視聴率目当ての身勝手な理由で報道特番により中止にされ、翌週延期になる(連ドラ「星の金貨」はなんと2回も延期)など、TV界の黒歴史的な時期でもあります。
そんな混沌とした中で、最初はうだつの上がらなかった日本人の登場人物達が、人間的にも成長し、1つの目標(レストラン再生)に向かって邁進する姿は、当時の日本人にとっても非常に勇気づけられるもので、作品も大きな支持を受け大ヒット。翌年の1996年の「古畑任三郎」(2ndシーズン)の大ヒットへと繋がるものになりました。
#筒井道隆 #懐かしCM #山口智子
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フジテレビがいるよ!