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〈小津安二郎監督 生誕120年記念~特別企画~〉
〈小津安二郎監督 生誕120年記念~特別企画~〉
❒ 『東京の宿』 (1935年) 7月3日(水) 前 8:35~ ほか
深刻な失業問題の中に、人間の孤独や絶望を描き出した作品。不況の世の中で必死に生きる二組の親子。想いを寄せる女の病身の娘を救うため犯罪に走る悲劇的結末は、これまでの“喜八もの”としては特異である。原作のウィンザァト・モネは、小津安二郎、池田忠雄、荒田正男の合体ペンネーム。without money(文無し)をもじった小津のユーモアだとしても、時代を反映した暗い気分が全体に漂う。
失業した旋盤工の喜八は、2人の子供を連れ、職を求めて工業地帯を歩き回るが、すべて門前払い。結局、木賃宿に泊まるが、喜八はそこで幼い娘を連れたおたかという女性に出会う。
❒ 小津百科「東京の宿か」 7月3日(水) 前 8:30~ ほか
名匠小津安二郎の監督作品を貴重な資料とともに解説。生誕100年を記念し制作された特別番組。(ナレーション:大杉漣)
小津安二郎監督作品 を観るには?(衛星劇場の視聴方法)⇒ https://www.eigeki.com/special/ozuyasujiro