☆テーマ
配給の経緯
深田晃司、傘下の経緯
実写撮影をベースにした制作技法 ライブ・アニメーション
膨大な制作費
日本語版制作、ピエール・フォルデス監督の参加
日本語版制作スタッフ
原作・村上春樹リスベクトを込めた映像化
Miyu production製作作品に共通する ロトスコープ
村上春樹作品と映像化との相性
磯村勇斗が吹き替えを演じる小村
日本語版・キャスティング
収録現場での繊細な演出、ピエール・フォルデス監督とのコミュニケーション
リップのこだわり、日本語版への執念
古舘寛治が吹き替えを演じるかえるくん
ピエール・フォルデス監督の情熱
村上春樹作品の魅力
塚本晋也が吹き替えを演じる片桐
ピエール・フォルデス監督が描く「日本らしさ」
アニメ遍歴、宮崎駿作品との出会い
アニメーションへの興味
深田晃司、10代の頃の夢
深田晃司にとってアニメーションとは、宮崎駿の魅力
ライブ・アニメーションとロトスコープ
押井守のアニメーション論
現代アニメーションへの印象
宮崎駿への再認識
☆イントロダクション
音楽家・アニメーション作家のピエール・フォルデスが監督・脚本を手がけ、村上春樹の6つの短編小説「かえるくん、東京を救う」「バースデイ・ガール」「かいつぶり」「ねじまき鳥と火曜日の女たち」「UFOが釧路に降りる」「めくらやなぎと、眠る女」を翻案して描いたアニメーション映画。
2011年、東日本大震災から5日後の東京。テレビで震災の被害を伝えるニュースを見続けたキョウコは、夫・小村に置き手紙を残して姿を消す。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、ひょんなことから中身の知れない小箱を、ある女性に届けるため北海道へ向かうことになる。同じ頃、小村の同僚・片桐が帰宅すると2本脚で立ってしゃべる巨大なカエルが待ち受けていた。「かえるくん」と名乗るその生き物は、次の地震から東京を救うために片桐のもとにやってきたという。大地震の余波は遠い記憶や夢に姿を変えながら、小村やキョウコ、片桐の心に忍び込んでいく。
フォルデス監督が「ライブ・アニメーション」と名づける実写撮影をベースにした制作技法により、村上作品の不思議で生々しいリアリティを再現。アヌシー国際アニメーション映画祭2022で審査員特別賞、第1回新潟国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞した。日本語版は「淵に立つ」の深田晃司が演出、俳優の磯村勇斗、玄理らが声優を担当した。
☆スタッフ
監督 / ピエール・フォルデス
声 / ピエール・フォルデス、ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデンほか
吹替 / 磯村勇斗、玄理、塚本晋也、古舘寛治、木竜麻生、川島鈴遥、梅谷祐成、岩瀬亮、内田慈、戸井勝海、平田満、柄本明ほか